おはようございます!猫大好きnoramieです!
皆さん、昨夜の地震は大丈夫でしたかっ?
こちらも長い横揺れが…さすがに一緒に寝ていた猫も
何事かと起きて不安そうでした。気を付けようね。
さて、気持ちを切り替えて
今日は、猫の爪とぎについて考えて見ましょう。
猫飼いさんの悩みの種
猫にケージは必要なの?という記事で
猫の飼育準備についてお話しましたが
その中で、準備する物リストに爪とぎをあげています。
これは、どうしてかと言うと理由があります。
既に猫を飼育している方は、充分にご理解いただけるとは
思いますが、猫飼いさんのお悩みの上位に、この爪とぎ問題が
あるからなのです。壁紙・柱・ソファー・机や椅子などの家具に
爪とぎをされてボロボロになっちゃう…なんて話よく聞きます。
家も、相当ヒドイ事になっちゃってますー(*_*;
その為、あちこちに爪とぎを置いたり、予防したり
工夫はしているのですが、これが中々防ぎきれない場所や
「あ゛ーいつの間に、こんなところまでぇー。」
なんて悲しき発見もしょっちゅうあります…(;O;)
しかし、何で猫ってこんなに爪とぎするんでしょうか?
猫にとっては必要なんだもん
まず、爪研ぎと言うくらいだから
爪を鋭い状態にして、狩りをしたり、敵から身を守る為に
常にお手入れをしていると言う理由があります。
高い木などに登る為にも、尖っていないと困るわけです。
掃除をしていると、よく爪のさやが落ちていますが
これは、古くなった爪を爪とぎによって剥がしているせいです。
家は家庭内野良もいるので、爪切りが出来ない子もいますから
その為に、余計に爪とぎの数が多いです。
大体、2~3週間で伸びてきますので
時々チェックして、爪先数ミリ程度をカットすると
爪とぎ被害は、多少緩和されるでしょう。
人間用の爪切りでも出来ますが、切れ味が悪いと
爪先がささくれますので、猫用の爪切りがベストです。
また、高齢になると爪とぎが面倒になり、更に爪が
硬くなり、巻き爪になりがちなので気を付けましょう。
もうひとつの理由は、テリトリーを守る為の臭い付けと言われています。
猫の肉球には臭腺があり、これを爪とぎの際に発生させて
自分の匂いを付けることでテリトリーを守ったり、自己アピールを
しているのだと考えられています。なので、柱などのなるべく高い
部分を引っ掻くのですね。犬のオスが電信柱などに、無理して
高くおしっこをかけて「俺は大きくて強い犬だぞう!」と
他の犬に伝えているのと同じ意味なんですねー。
猫も未去勢のオスが尿をかけて、マーキング行動をしますね。
モデル:洋ちゃん(12) ※実は爪が引っ掛かったまま寝ています。
それと、遊んでいて興奮状態になった時や、何か失態をした時
排泄後に、スッキリしてハイになった時などなど
自分を落ち着かせるために、爪をとぐ場合がありますね。
猫は、自分の匂いを付けることで、テリトリーを守り
落ち着いて過ごせるように爪とぎをしているのでした。
余談ですが、人の足元などにスリスリ体を擦りつける行動も
臭い付けの一種なのだそうです。人から見たら、甘える仕草に
思えて胸キュンなのですが、実は、頬の近くにも臭腺があり
それを擦りつけることによって、「これは、俺の物だぜ。」
と主張しているのです。夢、壊してゴメン…(;^ω^)
そういえば、猫目線で掃除していたら、柱の一部がやけに
汚れていて、しかも少し油っぽかったのは、そのせいだったのね。
猫の習性を理解し、共生する意味
昔、メスの仔猫の里親募集をしている時、一件のお問い合わせが
ありました。現在、一歳以上になるメス猫を飼っていて、
避妊手術はしていないが、爪の除去手術はしていると言います。
そして、譲り受ける仔猫も避妊手術はしないが、爪の手術はすると
言うのです。( ゚Д゚)ハァ?ちょっと意味が解りません。
あまりにレアすぎる事だったので、メス同士だから
子供は生まれないとは言え、当然、お断りしました。
後日、病院の先生にお尋ねした所、外国では家具付きの
賃貸物件も多く、家具を傷つけないようにペット同伴入居の
場合、その爪除去手術をしていないと契約できないらしい。
合理的にも程がある…そういえば外国製の爪キャップなんて
商品もあるぐらいだものね~。
にしても、その爪除去手術とは、一体どういうものなのか。
爪が生えてこないようにするには、人で例えると指の第一関節の
骨から取らなければならないという事で、指先の感覚が鈍るので
高い所へのジャンプなど多少生活に不具合が出るそうです。
先生も一度だけ、同居の犬の目を引っ掻いて怪我をさせてしまった
と言う理由で、その手術をした経験がおありでしたが、あまり
お勧め出来ないとおっしゃってました。
モデル:故こんちゃん ※ほぼベッドとして使用
猫の生態や習性に不自然と言うなら、避妊去勢手術はどうなのよ。
もっと非道じゃないと言う声が聞こえてきそうですが、確かに
どちらも人の都合かも知れないけど、そう思うなら、どちらが
我慢できることなのかを、実際、試してみるといいです。
昔は、早期手術が、あまり推奨されていなかった頃、女の子は
大体、生後6ケ月で手術をしていました。手術の予約をした
前日に発情が来て、一晩帰らず困った事がありました。
勿論、他にも怖い怖いデメリットが沢山あります。
なので私は、爪とぎを我慢して、一緒に暮らしています。
と言う訳で、今回は、猫が爪とぎをする理由を書いてみました。
爪とぎグッズに関しては、また後日ご紹介して行きますね。
コメント