乳母という生き方

ボランティア活動

こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、家の歴代の乳母猫をご紹介します。

母猫の代役を請け負って

ボランティアを始めた頃は、異常に捨て猫が多く
外猫の出産シーズンである春や秋は、乳飲み子を保護する
ケースが多かったです。生後数日~数週間の赤ちゃん猫は
母猫の母乳で育ち、排泄も母猫が舐めて促す為、人工保育は
とても大変です。2~3時間おきに、粉末の仔猫用粉ミルクを
だまにならない様に溶かし、人肌に温めて猫用の哺乳瓶で授乳。
ティッシュなどで、陰部をチョンチョンと刺激して排泄させます。

小さければ小さい程、また匹数が多い程、寝不足になります。
順調に育っているかどうか、毎日キッチンスケール等で、
体重チェックも欠かせません。順調に育っていれば、
一日に10gずつ位増加しますので、ミルクの量や排泄の
回数や状態などを、表にしながら離乳まで頑張ります。

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そんなこんなで大変だった時、知り合いのボランティアさんから
連絡があり、ある公園で出産した猫が居て、仔猫達がカラスに
襲われ全滅してしまい、お乳が張ってしまっているので
家で保護している乳飲み子達に当てがってはどうか
と言うお話でした。また急な事に、その猫の餌やりさん達が
既に猫を確保して我が家へ向かっていると言うのです。

「ちょ、ちょっと待って!その猫ウィルス検査してますか?」
そう尋ねると、検査はしていないし、そんなお金は無いと言う…。
ご存知の通り、母乳は血液の様なものなので、万が一病気があれば
母体から感染するリスクが高いのです。結論、お断りしました。
冷たい様ですが、そんな一見都合の良い様で、かなり無計画な話は
受けられません。例えば、検査が陰性で代理の母として、その間は
上手く行ったとしても、その後はどうするつもりだったのだろう?
お役御免と公園に戻すのか、もしくは家で飼ってもらおうとか。
どちらにしても、無責任な話だなぁと感じました。

同じ様に、何かしらの事情で出産後に仔猫と離され、お乳が張る
事例がありましたが、相談した獣医師によれば、マッサージなどで
自然に戻るケースもあれば、ホルモンバランスを整える注射もあり
結局、その猫は、そうした処置をしてもらったと後日お聞きしました。

母性のある猫 みよちゃん編

近くの公園で保護した親子は、キャットフードを与えられておらず
人間の食べ残したお弁当や、夕飯の残り物などが餌代わりでした。
避妊手術の為に、病院へ連れて行くと、黄色脂肪症(イエローファット)
と言う症状があり、血液検査の結果も白血病陽性と診断されてしまい
元に戻すことは出来なくなってしまいました。

黄色脂肪症と言うのは、青魚などの過剰摂取により
本来、白い色の脂肪が、酸化・炎症し黄色になる事から
イエローファットと呼ばれています。海に囲まれた日本では
魚が猫の主食と思われがちで、昔は良くあった病気の様です。
その時も今どき珍しいねと言われました。猫は本来肉食です。
白血病の疑いがあったので、暫くは私の寝室に一匹飼いでした。
ある時、庭に居ついた猫が白血病だと判明し、同室にしないと
と思い再検査した所、何とエイズも白血病も陰性だったのです。
庭に居ついた猫は、別の部屋へ保護しましたが、残念ながら
その後、発症して亡くなってしまいました。
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そして、白血病疑惑の晴れた猫、サビのみよちゃんは
保護されてくる仔猫達に、代理ママとして無償の深い愛情を
注いでくれるようになりました。
上の写真が、その活躍ぶり、優しい想い出の数々です。

大雑把な母さん めぇちゃん編

TNRをしていた地域の公園で、かなり臨月の妊婦猫が居るとの
情報が入り捕獲に走りました。公園の塀の上から、じっと見ている
強面で大柄な女ボス風の猫。それが、めぇちゃんの第一印象でした。
ヤギの妊娠時の様に大きなお腹でしたが、実際には臨月ではなく
妊娠中期(猫の妊娠期間は、2ケ月程です。)で、ただの太り過ぎ…。
その時お世話になっていた病院は、1週間の入院でしたが、たまたま
急患が入り早めの退院となり、予想外に人慣れしていたので
抜糸まで家で預かることになりました。
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その時、たまたま幼猫姉妹を保護していました。
ケージに入れていたので、めぇちゃんと同室でも大丈夫だろうと
思っていたのですが…いつの間にかケージの中の仔猫達が
姿を消していて焦って部屋中を探すと、一匹は部屋の隅に、
もう一匹は、使っていない丸めて立てかけておいた
カーペットの中(下)で発見。めぇちゃんの仕業でした。つまり、「私は、産んだはずだ。」
と思い込んでいて、仔猫達を自分の子供と勘違いし
ケージから引っ張り出し、隠そうとしていた訳でした。
それにしても、カーペットの中に落とすとは、雑な母さんだ。

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仔猫保護が重なっても、この余裕~貫禄のあるオカンそのもの。
上の写真の包帯のキジの仔猫は、最初の保護先で骨折してしまい
危ないので、急きょ保護した兄弟。一ヶ月後に完治し皆里子に。
めぇちゃんは、母性本能が強いと言うよりも、野良生活が
長かったので、年下猫に対しては面倒見が良かったです。
後輩猫に、生ゴミの漁り方など余計な指導までしていました。(-_-;)
しかし、小さな人間の子供だけは嫌いでして
友人のお子さんなどが来ると、もの凄い威嚇して
泣かしてましたねー公園時代に何かトラウマでも?
そういえば、公園のおばちゃん達とも色々あったなぁ~。

やはり母は偉大なのです。

みよちゃんも、めぇちゃんも年齢不詳でしたので
一緒に過ごした期間は、他の子達よりも短く4~8年でした。
他にも事故や病気、ひょんなタイミングで途中から家に来る子達は
沢山いたのですが、今回は、乳母として大変お世話になった
ふたりのお話をしてみました。乳母と言っても、勿論、お乳は出ませんが
仔猫達にとっては、母親的な甘えられる大きな存在でした。
そして、そのお蔭で、みんな情緒の安定した良い子に育ち
巣立っていきました。本当に偉大な乳母たちに感謝であります。

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老衰や病気で、彼女たちが先に亡くなってしまったら、
残された若い猫達は大丈夫なんだろうか、と心配していたのですが
一番ダメージを受けたのは、自分自身でした。(._.)
偶然の様な必然で、うちの子になったのは同じなので
普通に飼い猫の様に可愛い存在でしたしね。

めぇちゃんが亡くなったのが、大晦日で、仕事を終えるのを
待つ様に息を引き取ったのです。病気だったので覚悟はしていました。
たまたまテレビを付けた時に、紅白歌合戦で当時流行していた
「千の風になって」という曲が流れてきた瞬間
悲しいとか、込み上げる感じの泣くのとは違って
自然と涙が頬をつぅーーと、つたってこぼれました。
「あれ、今、私なんで泣いてるんだろう。」
みたいな、生れて初めての感覚でした。

どんな生き方をするのか、人生において大切な何かを
猫は、いつも教えてくれている様な気がします。

 

 

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