保護猫の譲渡条件、なんで厳しいの?

ボランティア活動

にゃんぱすー!(^ω^)/ 猫大好きnoramieです!
※某アニメのご挨拶をマネてみました。

今日は、保護猫の譲渡条件について考えてみたいと思います。

そもそも譲渡条件って、何故必要なの?

昔は、猫を譲ってもらう際に、そんなに難しいこと言われましたっけ?
やれ、どこそこのお家で産まれちゃったから誰か貰ってくれない?
くらいの感覚で、あげる方も貰う方もすごいテキトーだったよね~。

しかし時代と共に、人や猫を取り巻く環境や考え方も変化してきました。
なかでも野良猫問題には、とても過酷な現状やシビアな背景があります。
遺棄や置き去り、不妊手術せず繁殖、苦情による排除や虐待…。
保護する方々は、リアルにその現場に居合わせ、心を砕き
悲惨な状況から猫達を助け、心身共にケアをします。

ですから、もう二度と保護した猫が不幸にならない様に
細心の注意を払って、里親さんを決めなければならない。
と悩みます。その為に譲渡条件を設定する訳です。
我が譲渡会では、室内飼育・避妊去勢手術・終生飼育
三大基本原則条件であり、その他の細かい条件は、
個々の保護主さんによって定めてもらっています。
家族構成・年齢・留守番時間・脱走防止策など
重要視する条件や確認方法も様々です。

けれど、譲渡を希望される方の中には、猫を譲渡してもらう為に
そんな細かいことまで、小姑みたいに聞かれるのって…(-_-;)
ちょっとハードルが高すぎるなぁ~なんてご意見もあります。

現実と願望とコミニュケーション

例えば、この写真の様な生後2ヶ月未満の仔猫。

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はい、そりゃあ可愛いですね。でも中々と手が掛かります。
食事は、日に何回かに分けてあげないといけないし
体調を崩したら、すぐに病院へ連れて行かないとならない場合もあります。
そうなると幼齢仔猫ちゃんは、お留守番の長いご家庭に飼育は無理ですよね。

つまり、自分のライフスタイルに合った選択が大事なのです。
譲渡会で色々な方とお話し、アドバイスをしてきましたが
希望者さんにも、容姿を重視する方もいれば、人慣れ度を
気にする方もいらっしゃいます。これから長年共に暮らすであろう
伴侶動物ですから、こちらも慎重にならざる得ません。

私の役割のひとつとして、そうした迷える仔羊達の話を聞いてあげる事。
(神父ですか?それと脱走猫の確保ね←これが最も重要な仕事だったりして)
猫好きな人って結構シャイな人も多いし、自分の条件でも大丈夫かな~と
萎縮してしまっている方も居るので、近所のお節介お見合いおばちゃん
さながら声をかけて、交渉する切っ掛けを作ってあげていました。

条件だけでバッサリ切らないでー

よくある譲渡を断られる理由に、高齢者だからとか
一人暮らしだから、と言うのがありますね。

何歳からが高齢者扱いになるのか?と言われると微妙ですが
昨今の猫ちゃんは長生きなので、例えば20年生きるとして
単純に換算すると…60歳以上はNGという事になりますか。
但し、ご家族ご親戚などの中に、後見人が居る場合は
検討の余地ありとされる風潮にはなってきました。

一人暮らしも同様で、万が一、緊急な事が起こった場合の
猫のお世話係を確保しておかなければ心配です。
よく独身男性が譲渡対象から最初から外され憤慨して
おられるのを見かけますが、これも確かに偏見かもですね。
保護主さん側にも、それなりの理由はあるとは思います。
又は、思い込みや経験上のトラウマがあるのかも知れません。

他には、やんちゃなお子さんがいるお宅は、お断りよ。なんてのも。
知り合いのボランティアさんの事例なんですが
行き場の無いオスの仔猫が、保護先がなく、ずっと動物病院に
預けられていて退屈していた所、縁あって元気な男の子兄弟のいるお宅へ
譲渡されたんです。すると、若いので遊びたくてたまらなかった仔猫は大喜び!
ずっと猫を飼いたかった兄弟も大はしゃぎで、すぐに仲良くなり本当の兄弟の様に
寝る時も猫を真ん中に、いわゆる川の字で。なんて微笑ましい光景になったそうです。

ですから、一概に猫を飼える条件と言っても
人や猫の状況によって、ケースバイケースだよね。
だから、バッサリ切らないで、ちょっと話だけでも聞いてみて欲しいな。
例えば、本当に飼えない結論が出たとしても、他にも保護猫に
関わる方法はあるのですから。

WIN、WIN、WIN、でなければ意味が無い

昔、譲渡会が無かった時代には、お問い合わせをいただき
保護自宅で面会するという形が主流でした。

ある白黒の姉妹仔猫のお見合いの時の話です。
いつもの様に、和やかにお茶など飲みつつ
交渉をしていると、まだお若いご夫婦だったのですが
ご主人が突然、正座をして頭を下げて言ったのです。
「この子達を、家にくださいっ!!」
えっ?ちょっとビックリ、ドン引きしました。
頑固おやじに、娘との結婚申し込みをしにきたんじゃあるまいし
「そんなどこの馬の骨かもわからん輩にぃー家の大事な娘をやれるかぁー!!」
とでも言われて、ちゃぶ台ひっくり返されるとか思ってたのかしら。
まぁまぁ、楽にして下さいと、普通に譲渡は成立したんですけどね。(^-^;

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考えたら、どちらにとっても、もちろん猫にとっても初対面なわけで
お互い緊張するし、本当にこの人で正解なのかとドキドキします。
初めて会う人を、何をもって信用したら良いのかと言うことです。
身分証明書でしょうか、収入でしょうか。

里親詐欺なんて恐ろしい事件があったり、不適切な飼い方をする
人だっている怖い世の中ですから、警戒して、猫で言うところの
耳ペッタン状態になるのも仕方ないのだけど…。
私は、長年の経験上、可哀想な猫を貰ってやる的な横柄な態度を
取る人や、最初から愛護精神を振りまいてくる人も
今一信用できません。心の中の第六感が止めとけと言うので。
ただ、あまりにも高飛車で攻戦的にシャーシャー言ってる
保護主さんからは譲って欲しいとは思わないよねぇ。

個人的には、人柄とか常識とか真摯さとか猫との接し方を見ていますね。
それから、これまでの動物の飼育経験や、その経緯やエピソードを
お聞きします。その猫の気持ちを理解しようとしてくれる方がベスト。
結局、よく話し合って、お互いに信用出来るかどうかが
一番のネックなのかなぁーと感じます。
中々難しい問題なのですが、猫を譲渡する人・譲渡される人
そして猫本人の其々が、等しく幸せにならなければ
全くもって本当に意味が無いんですわ。

お互いに条件に拘り過ぎず、構え過ぎず、
素直な気持ちで心を開いて向き合えば、
にゃんとも素晴らしい出逢いやご縁が
きっと待っているはずです。

まぁ、最終的な判断は結局、猫自身が決めている
気がするんですけどね。

 

 

 

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