こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、猫ではなく兎のお話をしようと思います。
よろしくお願いします。
骨折していたウサギ
猫のボランティアだったので、保護するのは殆ど猫でしたが
他にも、色々拾いました。一番多かったのは、スズメ
次いで犬、鳩、そして今回の兎…なんでこんなに落ちてるのよ。
二代目のわんこは、保護した時、既にシニアで持病がありましたが
とても散歩好きな子で、毎朝早朝に河川敷に行かないと気が済まない
犬でした。その日も、日課の散歩に出かけた帰り道、車道を渡ろうとすると
土手の斜面の草むらに何か動くものが…猫?いや違う、ウサギ!?
何で、こんな所に兎が居るのぉ―(◎_◎;)
車危ないし、何かビッコひいてる。
とっさに着ていたパーカーを脱いで包み、一先ず連れて帰ることに。
とは言え、ウサギなんて飼ったことなかったので
とりあえず、飼育本を買いに行き、必要な用品を準備しました。
そして、動物病院へ。診察の結果、片方の後ろ足に骨折した
形跡があり、ほぼ治っている=骨が自然にくっ付いて来ている
という状況でした。なので、ビタミン剤入りの飲み薬を
一週間分処方していただき、様子を見ることになりました。
年齢は不詳でしたが、たぶん1~2歳位だろうと言われました。
迷子兎かも知れないので、病院を始め、小動物を扱っているお店、
保護した場所の近くに、「ウサギ保護しています」のポスターを
貼って置きました。
けれど、結局、飼い主が名乗り出てくることはありませんでした。
二度も棄てられてたなんて…
その事実が発覚したのは、ひょんなことからでした。
朝の犬の散歩コースで立ち寄る公園で、朝っぱらから、
暇なおじさん達が集まってお喋りしています。
兎のポスターを持っていたので、情報を聞こうと挨拶すると
おじさんの一人が、こう言いました。
「あれっ?こないだ○○さん、兎飼い始めたって言ってなかったっけ?」
すると、名指しされたおじさんは、バツの悪そうな顔をして
「ベランダで飼ってたら、いつのまにか逃げちゃったんだよね~。」
おいおいおいおーい!ちょっと待ったぁー!(; ・`д・´)
詳しく聞かせてもらおうじゃないのー。
おじさん曰く、やはり河川敷で拾ったのだけど
連れて帰ったら、奥さんに怒られて、臭いから外で飼えと
言われたらしい…そして、ベランダの柵の隙間から脱走されたのでした。
確かに、おじさんの家は土手沿いの集合住宅で、私が発見した場所からも
そう遠くない所でした。そして、幸い住居が一階で、落ちた下が土だった
ので、骨折で済んだのだと、容易に想像できました。
病院の先生に骨折の原因を聞いていたのだけど
兎って、ちょっとした所から落ちても簡単に骨折しちゃうの
だそうで…そしたら、ふれあい動物園とか恐怖だよなー(゚д゚)!
とか思っていた訳です。
おじさんは、ヘラヘラしていて腹が立ちましたが
そんな適当な飼い方する場所に戻すわけにもいかないし
捜している人も居なそうだったので、
正式に、家で飼うと宣言しました。
オスだったので、音次郎と名付けました。
当時、流行っていた歌の題名から(安直な)
猫と一緒の部屋で上手くやれるだろーか?
と言うのが、一番の心配でしたが
基本、私が不在の時は専用ゲージで過ごしてもらって
居たので、特に大きな問題は無く共存できていましたね。
ウサギって、案外○○なのね。
生れて初めて兎を飼ってみて、その未知な生態に驚かされる日々でした。
兎の種類とか詳しくないのですが、たぶんネザーランドドワーフ
なのかなぁ~そういえば、ピーターラビットのモデルとして有名ですね。
実際に、飼う前までは、ウサギって大人しそう、と言う
勝手なイメージがあったのですが…いやはや結構気が強い。
若いオスだったせいか、抱っこしても、しばらくすると
「いつまで触っとんじゃ!」と言わんばかりに噛みつき、
腕に下駄の様な歯形がぁー(T_T)
歯が伸び過ぎるのを防ぐ為に、木製のかじり木オモチャを
入れてたのですが、あっちゅー間に破壊してはりましたな。
全盲の猫、こんちゃんが間違えて、音次郎のゲージに入ってしまうと
ここは俺んちだと追い出し、ついでにサカリ行動したり…。
若い内は、マーキング行動もしたので、おしっこ対策は大変で
ペットシーツの消費量が半端なかったです。
ちなみに、ウサギも去勢できるそうなのですが、麻酔の分量が
猫より微妙で難しいらしく、家は一匹(一羽)だからそのままで。
三代目のワンコが、たまに私の部屋の前まで来ることがあって
犬の気配を感じると警戒して、足をダンダン踏み鳴らしたり。
これは、敵が来た時に仲間に危険を知らせる習性だとか。
ウサギにも、性格や個体差があるから、それぞれ違うのかなぁ?
でも、なんせ知識がなかったものだから、
こいつは…やさぐれうさぎなのかーとか思っちゃいますやん。
色々調べたり聞いたりして、「ハッ!これは習性なのね。」
とか、縄張り意識が激しかったり、とても繊細な所もあるんだと
日々、発見が沢山ありました。
毛がとても柔らかく、換毛期には柄が徐々に変わっていくこと。
コロコロのウンチは臭くなく、むしろ尿の酸性が強いこと。
思いの外、水を飲むこと。(野菜の水分だけじゃ足りないよね~)
穴を掘るための爪が堅くて犬みたいなこと。(犬の爪切り借りてたさ)
怒ると、ブーブー鳴くこと。(ほんとだよ!)
世話や掃除は大変だけど、動物って本当に興味深く
いつも新鮮な驚きや喜びを与えてくれます。
そんな彼も寿命が来て、一緒に暮らしたのは5年程でした。
朝、普通に過ごしていたのに、夕方にグッタリしていて
急いで病院へ連れて行きましたが…(ノД`)・゜・。
先生も一目見て危ないと順番優先して診て下さったのですが、
野外では、天敵に弱った姿を悟られない様に、彼らはギリギリまで
平静を装うそうなんです。知らなかったよ、そんなこと。
今でも、スーパーでリンゴを見かけると、音のこと想い出します。
あまりフルーツ食べない私でしたが、音の好物なので
時々、買って一緒に食べてましたね~シャクシャクと。
それと、実験動物に兎がよく使われている事を知り
ショックを受け、動物実験をしていない化粧品などに
切り換えた覚えもあります。
小さな小さな生き物が、影響を与える事って案外大きいもんだな。
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