野良猫の一生 ➊ 【茶まん編】

猫と暮らし

こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、今までに出逢った印象深い
野良猫さんのお話をしようと思います。
よろしくお願いします。

火曜日だけ来る猫

かつて、飲食店を営んでいた我が家には
食べ物の匂いにつられて、時々、野良猫さんが
やってくることがございました。

今回の主人公である、茶トラ白の大きなオス猫も
その内の一匹でした。少し昔の話ですので、結構アバウトな
外猫との付き合い方をしていたのは、ご容赦ください。

野良猫の一生 1/1

その猫は、突然、のそりとやって来て
そして、当然の様に、「なぁ~ご。」と食べ物を要求してきました。
「あれっ? 見かけない猫だねーどこから来たのかなぁ?」
忙しい時間だと危ないしぃ、邪魔だなぁと、少しだけオヤツ程度の物を
あげると、気が済んで、知らぬ間に帰っていきました。

しばらくすると、また彼がやって来ました。
とても人懐こいし、お世辞にも痩せてはいなかったので
どこかで、他で餌を貰っているのか、飼い猫の放し飼い
なのだろうかと、毎日は来ない彼の行動を不思議に
思っていました。

しかも、決まってくるのは火曜日でした。
ふと、家の店の前を横切る彼を見かけて、
何処へ行くのかつけてみました。
すると、同じ通り沿いにある数軒先のお寿司屋さんの前で
ピタリと止まり、お座りして「なぁ~ご」と一声。
準備中のはずの裏口が、少しだけ開いたと思ったら
彼が当然の様に入っていくのを目撃しました!(”Д”)

謎は解けました。
火曜日は、お寿司屋さんの定休日だったのです。

 

 

男(猫)は、つらいよ。

そうして、常連客猫となった彼は、家の家族が全員猫好きだと
感じ出すと、食べてもすぐには帰らず、しばらく寛いでいることが
多くなりました。なので、家での仮名を「茶まん」としました。
茶色系の男(man)と言う意味と、饅頭の様な容姿から…。
あれ、以前の記事「昔の猫は自由だね。」に出て来た
茶色のオス猫の名前も、茶色い男でチャオ(=茶男)だったな。
ネーミングセンス皆無ですなぁー。(/ω\)

当時は、既に保護した猫も増え始めて、残念だけど
室内で飼ってあげることが出来なかった訳ですが
発情(さかり)が来ると、数週間来ない事があり
やっと帰って来たかと思うと、ボロボロのガリガリ。
まるで、フーテンの寅さんさながら、気ままに生きている様で
実は、野良猫の世界は過酷で厳しいのだなぁと教えられました。
それまでの経験からも、去勢手術だけはしようと決め
動物病院へ連れて行きました。

野良猫の一生 1/2

去勢手術を終えた茶まんは、ショックだったのか
しばらく姿を見せなくなりました。
昔のオス猫は、結構そういうタイプが多かったですね。
以降は、去勢しても自身のテリトリーからいなくなる
ケースは、少なくなった気がします。
まぁ、個々の性格や性質、餌場の数にも寄るとは思いますが。

寂しい反面、家の前は車通りが激しくて
事故に遭いそうで恐い、危ないとも思っていたので
居付かなくて良かったのかも、愛想が良いので
餌もあちこちで貰っていけるだろうしと
自分で自分を納得させていました。

嬉しい再会と、穏やかな最期

それから、随分経って、ある夜の仕事終わりのこと。
当時、飼っていた老犬の散歩にすぐ近所の裏路地を
歩いていた時でした。老犬で目が悪かったので、
必然的に、車や人通りの少ない道を選んで散歩していました。

角を曲がろうとした、その時、どこからともなく
聞き覚えのある鳴き声が…「なぁ~ご」
えっ!?空耳か? 辺りをキョロキョロ見回すと
古いアパートの2階から、階段を下りてくる
大きな猫の姿が見えました。
「おおっー茶まーーーん、生きとったかっ! 」

感動の再会を果たした私達は、散歩の時間に
必ず会う事を誓い合いました。
(っていうか、一方的な片思いなので
オヤツを持ってくねと約束しただけじゃん。)

ちょうど、そのアパートの前のお屋敷で猫相談もあり
通っていたので、その頃はよく近くで見かけたものでした。
お屋敷の門柱にも登っていたりして
「姉さん、何してんですかい?」と覗き込んでいたりね。

野良猫の一生 1/3

そして、また数年が過ぎて、めっきり姿を見かけなくなりました。
例の路地の少し先は、行き止まりになっていて
線路際に小さな家や工場が並んでいました。
駅までの近道に、その線路沿いを通っていたら
細長い庭に、大きな猫が3匹ほど寛いでいました。
さすがに、車は通れない場所なので、猫達はのんびりしていました。
何なんだろう―この家は、と不思議に感じていました。

その後、親しくなった餌やりおばちゃんとの会話の中で
そのお宅の夫婦が無類の猫好きで、どうしても用事で
餌やりに行けない時など、代わりにお願いするんだけど
いつも快く引き受けてくれるんだよねーなんて話を聞きました。

そして、実は、このお宅こそが、茶まんの終の棲家だったのです。
たぶん、そこに行きついた頃には、相当シニアだったろうと
思うのですが、歳を取って難しい病気にかかってしまったそうで
それでも、最後までキチンと病院にかけて看取ってくれたらしい。
私が、その事実を知ったのは、大分後になってからでした。

いつも思うのですが、野良猫の一生って数奇な運命の巡り合わせで
運がいい猫も悪い猫もいると思うんですよね。
でも、その良し悪しの物差しって人の感覚だよね、とも。
本当は、彼らはどう思い感じているのでしょう。

茶まんとは、そんなにディーブに関わってなかったのですが
何故か忘れがたい猫で、ブサカワ系な私のイラストのモチーフに
なる事が多かったです。その位、彼には心を奪われていました。
なんかもう、これって恋ですか?
って勢い、猫に胸キュンする私は変なのか?

と言う訳で、また猫恋バナ?じゃなくて
野良猫シリーズにお付き合いくださると嬉しいです。

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