こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、これからの動物愛護 というテーマで考えて行こうと思います。
よろしくお願いします。
変わりゆく動物愛護センター
私が動物愛護センターに見学に行ったのは、かなり昔なんですが2回程ありました。
一度目は、動物愛護推進委員の研修として、他の推進委員さん10名位と一緒でした。
施設の中を一通り案内されて、所長さんらしき方のお話を聞くというものでした。
当時は、既にそのセンターでの殺処分は行われておらず、老朽化もあり、空いたスペースには
これから新しい犬猫舎を作る予定だと説明されました。
受付近くの入り口には、二段ケージに入れられた成猫が数匹展示されていました。
これは、来場者の目に留まりやすい様に、時間を決めて実施しているのだと説明されました。
でも、何だか怯えているみたいで不憫に思えたものです。
犬舎に入ったとたん、保護されている犬達がステンレス製のケージの中から一斉に吠え出しました。
都心という事もあり、ここはペットショップかい?と思えるほど、皆何らかの血統の犬種で
とても驚いたのを覚えています。敷地内での屋外散歩等の時間外の排泄は、各ケージ下が
スノコ状になっており、自動でまとめて排水溝へ流れる仕組みになってはいましたが、
結構臭いました。(>_<) 掃除がしやすい様に、錆びにくいステンレスなんだろうけど…
冷たそうだし、足とか痛そうだなぁと感じました。
一通りの説明やお話が終わり、何かご質問ありますか?と、なり
割合的に犬のボランティアさんが多く、活発にディスカッションが行われていました。
最後に、野良猫に関する質問をポツンとしてみた所、内容は失念してしまいましたが
物凄い答え辛い質問をしてしまった様で、あからさまに嫌~な顔をされました。(^_^;)
昔から、時々無意識で爆弾発言をしてしまう癖があり、空気読めない奴なんです。
そして二度目は、個人的に愛護センターから譲渡を受ける為の講習というものを見てみたくて
特に譲渡の予定は無かったのだけど、申し込んで行ってきました。
平日だったので、受講者は私一人だけで、施設のパンフレットなどをいただき
犬猫の生態や現状、飼い方の説明やスライド、短いムービーを観ました。
内容は、「動物を飼うってこんなに大変だよ。それでも飼いますか?」アピールが凄くて、ちと引きました。
狂犬病予防接種についての話の中では、犬の登録率が6割程度と推測されていた時代だったので
義務とは言え、実際の接種率はもっと低いのでは?などの質問をしたりしました。
そして、担当の方が頼んでもいないのに施設内を案内してくださいました。暇なの?
時間的に夕方近かったので、犬達は屋外で世話されていました。職員さん達だけでは
手が回らないのか、世話の一部は委託業者である事を教えてくれました。
ウサギも一羽だけ、やけに広くガランと何もない外ケージに入れられていました。
予算の関係で、充分な医療設備や医薬品が整っておらず、エイズ白血病の簡易検査キットさえ
無いとの事…。(申請はしているが、まだ許可が下りないとかで)
なるほど、だから保健所から猫を引き受けたという里親さんが、エイズで失くしたと言っていたのね。
既に、地域猫のモデルケースも実施されており、センターでの無料不妊手術も行われておりました。
勿論、申請が必要だったのですが、確か10匹単位ずつだったし、センターには車で搬入しなければ
ならない訳で…そんなに沢山予定通り捕まりますかねぇ~と聞くと、何でも野良猫が増えすぎた
大きな集合団地地域からの申し込みで、数回は利用されていた様でした。数回って…マジか(;´Д`)
あと、たまに愛護団体の方々が引き取りに来てくれるケースもあったそうです。
ただ、受付で待っている時に絶対後ろを向いているそうなのです。
「えっ? それは何でなんですか?」と、尋ねると
動物を平気で殺処分する様な人達とは、まともに顔を合わせたくない。という理由で…
と、職員さんは苦笑いをしていました。やはり昔から、こういう勘違いというか
思い込みの激しい風潮って、一定数あったわけなんですな。
とは言え、もう時代は令和ですから、現在はちゃんと猫のお見合いルームが完備されたり
アクセスの悪い立地から、利用しやすい場所へ、親しみやすい名称に変えて
新設されるセンターも各地で増えてきました。啓蒙活動の為のセミナーや譲渡の方法も
以前とは比べ物にならない位、進化しているのだろうと思います。
センターで週末に譲渡会を開催したり、SNSなども活用して、保健所から
収容動物の里親募集の情報を発信されているのを見かけます。
他の業務もある中、とても熱心に投稿されているのを見る度に感心してしまいます。
動物愛護団体の問題点
少し前の記事でも書いたのですが、動物愛護団体に過剰な負担が掛かっている問題。
ここ数年、嫌な言い方だけど、そういった団体の闇が浮き彫りになって来ています。
殺処分ゼロを目指す事ばかりに注力した結果、キャパを超えて保護した個人や団体が
多頭崩壊してしまうのではないかと言う危惧は、残念ながら実際に起こっています。
愛護団体なんだから、引き受けてくれるの当たり前と、無責任な考えの人々が多いし
次々起こる問題や相談ばかりで、実際見過ごせない事態もあるとは思うのです。
個人でやっていても、現場で悲惨な動物達を見てしまえば何とかしてあげたいと
思ってしまい、無理してもやらなきゃと活動していたので気持ちは痛い程わかります。
ですが、規模が大きくなればなるほど、お世話をするボランティアさん達は疲弊し、
不平不満から内部告発に発展する事態になってしまいます。
確かに、適切な医療も施されていなかったり、狭いケージに押し込められていたり、
不衛生だったり、中には躾と称して虐待めいた仕打ちをされているのを見ると
幸せにする為の保護が、何でそうなったと胸が潰れそうになります。
団体としての運営維持や責任、支援の為にしなければならない事も沢山あるでしょう。
しかしながら、時々一体何のために活動しているのか?と疑問に感じる事も正直あります。
目的は同じはずなのに、いがみ合ったり、批判したり、隠蔽したり…。(=_=)
同じ志はあっても、人間だから、考え方ややり方は其々で微妙に違っていて当然で
意見をまとめるのって、かなり難しいと思うんです。
今までの団体って、カリスマ的な代表や広告塔がいて、ビラミット型組織な気がします。
愛護団体に限らず、社会のそういう上下関係とか古い常識みたいなものに
昔からすごい違和感があるので、なんかずぅっとモヤモヤしています。
ただ、そういったマズイ部分が露見した時に、どういう対処をしていくのかだと思います。
単にバッシングしたり、追い詰めるのでは無く(勿論、犯罪・違法な案件は別として)
そこに至った経緯と原因を掘り下げ、今後そうした事が起らないようにするには
どうしたら良いかを、感情論は一先ず置いておいて、議論をするべきだと感じています。
当事者や関係者同士で、より良い道を模索していきたい所です、元より敵ではないのだし。
事件性やトレンドに乗っかる、暇なアンチや外野は基本スルーしよう。
はっ!しまった。また余計な事言ってしまったみたい。(*‘ω‘ *)
色んな意味で、システムから抜本的に改革しないとならない事が多いですが
少しでも明るい良き方向に、人と動物の素敵な未来を信じていたいです。
他にも書きたいことがあったのですが、長くなったので、また次の機会に!
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