庭猫の繁殖をストップさせる為にすべきこと

ボランティア活動

こんにちは!猫大好きnoramieです!

のりみい
のりみい

今日は、【庭猫の繁殖をストップさせる為にすべきこと】
というテーマでお話していこうと思います。
よろしくおねがいしまーす。

どこの地域にもある庭猫スポット

ある餌やりさんから、こんな情報が入りました。
駅へ向かう途中に、お寺の門前に人だかりが出来ていて
何の騒ぎかと覗いてみると、黒白の仔猫が数匹おり
集まった人たちが、どうしたものかと話している様子でした。
その時は、用事があり急いでいたので、その場を立ち去ったが
気になって帰りも立ち寄るも、人も猫も居なかったそうです。

ちょうど、その近くのTNRはしていたのですが…
お寺なんてあったかなぁ?という程度の認識しかなく
とりあえず探ってみることにしました。
すると、確かに裏道にお寺はあったのですが
野良猫の影や気配もなく、苦情の貼り紙なども無い。
うーん不思議。

夕方近くまでウロウロしていると、近くの民家へ数匹の猫が
走り入っていくのを目撃しました。
「はっ!もしかして、ここが元凶なのでは?」
古い建物の入り口には門があり、庭は草木や物置で鬱蒼としていました。
しかも玄関チャイムが無い…(+_+) 困ったなぁ~。

庭猫の繁殖を止める2

以前、近所の案件で、裏庭で繁殖していた事例の時
それも、餌やりさん情報から発覚したのだけれど
正面玄関から訪問し事情を聞くも、猫なんて知らないの一点張り。
仕方なく、狭い横道から裏庭を目視し、餌と猫トイレを確認。
再度、問い詰めると不法侵入だと逆ギレされた経験がありました。
その親子の中に、巨大な臍(さい)ヘルニアを抱えている個体が
居たので、どうしても手術の必要があり、何とか説得し着手出来ました。

ボランティア活動をしていると、着手前や活動中に、状況を調査する事が
多いのですが、正式な肩書が無い事が殆どなので、キョロキョロと
猫を捜している姿は、どうにも挙動不審で怪しく見られてしまいがちです。
よく職務質問されて一人前なんて笑い話もあったほど。(^-^;

なので、その時もズカズカ入っていくのは、少し阻まれました。
とりあえず、周囲のリサーチから始めることにしました。

孤立する高齢者と周辺住民達

隣接するコーポにも猫の姿があり、一階の一番奥の部屋の前にエサ皿が…。
インターホンを押すと、出て来たのは外国籍の中年女性でした。
片言ですが、日本語は通じたので事情を説明し、区のパンフレットを渡しました。
親子猫の面倒を見ている様で、室内にも時々入れているらしく
小奇麗なシステムトイレも置いていました。
しかし、この集合住宅はペット不可では?と尋ねると、自身の不都合から
話題を逸らすかのように、隣の家が適当で不衛生だから悪いのだと
主張し始めました。面倒なので、TNRの許可だけ取りました。

そして、そのコーポの大家さんが最上階に住んでいると聞き
同じく説明し、敷地内への立ち入り許可を取っておきました。
ふと気が付いたのですが、問題の家とコーポ名が同じ姓だったので
ご親戚ですか?と、尋ねると怪訝そうな顔になり、遠い親戚だけど
付き合いは無いからと、ピシャリ。
こりゃあ、どちらからも費用もらえそうな雰囲気ではないな~。

庭猫の繁殖を止める1

最初は、門の外から庭の中にいる猫を、餌で誘い出して確保する作戦を
実施してみるも、思いの外警戒心が強く、しかも常に満腹なので
難航していました。すると、通りかかりの初老夫婦に
「この家に何か用?」と、声をかけられました。
また怪しまれたーかくかくしかじかと説明すると
「あら、そうなの~。じゃあ、○○ちゃんに言っておくわ。
足が悪いから、あまり外に出てこないのよねぇ。」
どうやら近くに住む親戚の方の様でした。
当時は、高齢者をターゲットにした訪問詐欺なんかも横行していて
ニュースになったりしていたから、警戒されても仕方ないよな。

とは言え、当人とコンタクトが取れないと、敷地内への出入りや
手術の許可も取れず、個体の把握・餌の時間帯が不明だと非合理だよなー。
門前で悩んでいると、デリバリーの配達人がやって来てスルッと中へ。
あ、これはチャンス到来!と便乗して入り、やっとお話する機会が持てました。

デリバリーのお兄さんに対しては、愛想が良かった家人でしたが
猫の事でと話し出すと、案の定、最初は見えないバリアーを貼られました。
家人は、かなりの高齢で家も老朽化している…このまま繁殖が続くとヤバくね?
そう思いつつ、何度か訪問し続けた結果、少しずつ理解を示してくれるようになり
猫の状況も把握できました。やはり敷地内の方が警戒心が薄くなるので
やりやすく効率的に実施できました。

心配していた費用も、最初は数匹済んだ際に、明細を持っていくと
直接支払ってくれていたのですが、しまいにはメールアドレスを
交換するまでになっていたので、実施する都度、写真付きで
報告をしていたら、携帯からサクッと振り込まれるようになっていました。

行政とボランティアの連携

私が経験してきた中での感想ですが、高齢者の餌付けには
過去記事でも書いたように、全く罪の意識も悪気も無いのです。
むしろ善い事として捉えていることが殆どです。
いや、餌やり自体が悪いのではなく、敷地内だからと言って
やみくもに与えて、過剰に繁殖し、あちこち移動する猫達が
周囲の環境に与える影響を想像できない事こそに問題があるのです。

この事例でも、縁側に有り余るほどの置き餌+朝晩にも給仕と言う
とてつもない状況でした。そして捕獲作業を告知しても、毎日の
ルーティンなのか止めてくれない…(=_=) これには本当に参った。
これでは、捕獲しづらいし、他の猫も集まってきてしまうじゃないか。

【参考記事】
高齢者と猫問題
高齢者と猫問題ec

そして、高齢者世代の価値観やプライド・頑固さもあるので
最初から頭ごなしに説教すると、殆ど聞き入れてはくれず
怒らせると拒絶され、シャッターを閉ざされてしまう最悪な事態になりうるわけです。
犬と違って、基本的にお散歩しない猫の場合は、周囲から気付かれず
社会から断絶されて、最悪の事態に発展するケースが少なくありません。
こちらの価値観(クレームも含めて)を押し付けたり、忌み嫌わず
お互いに譲歩し合い、まめにコミニュケーションを取る事で、
態度が軟化して、最終的には感謝される場合も多々ありました。

庭猫の繁殖を止める3

また、猫とホームレスシリーズでも触れましたが
猫のボランティアの力だけでは、全てを解決する事は出来ません。
一時的に、猫の問題を緩和する措置が出来ても
その地域の社会問題として、住民が意識して継続して見守らないと
結局、もとのもくあみになってしまう事が多いのです。
事実、この現場も数年後に悪化し、他のボランティアさんから
相談を受けましたし、他にも、沢山やり直し事例を体験したり聞いています。

高齢化による孤独死や施設入所の際に、取り残されるペット達の問題にも、
時代背景や人間の福祉は深く関わってきます。
その度ごとに、愛護団体やボランティアだけに丸投げし
負荷がかかり過ぎれば、いずれは崩壊します。

今後は、そうならない為に、動物行政・社会福祉・ボランティア団体などの
ルール作りや横の繋がり・連携は、今まで以上に必要になってくる時代
だと思います。そんな明るい未来が作れる日本でありたいよね。

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