飼い主さん急死!残された猫はどうなる?

ボランティア活動

こんばんわー猫大好きnoramieでーす。
今日は、飼い主さんが急死してしまった
案件のお話をしようと思います。

命を繋いだ一本の電話

ある日、保健所の動物担当の課から一本の電話がありました。
当時、旧式の餌やり禁止看板の改正や
啓蒙の為のリーフレットを作成する為に
行政とは、度々話し合う機会があったので珍しくはない事でした。
ただ、いつもの動物担当の主任ではなく、
おそらく、その上司の課長からでした。

内容は、親類が急死して飼っていた猫を
保健所に連れて行き処分したいのだが
どういう手続きをしたら良いのか?
という相談があったのですが…。
えっ?それで何故私に連絡して来るのだろうと
疑問には思ったけれど、一応、話を聞きました。

急死したのは、40代の男性一人暮らしで
発見された時には、死後二週間が経過していたらしい。
近隣からの通報で、警察が来た時に飼っていた猫が
部屋から飛び出してきたと言う事でした。
そして、その後は近所の方に餌をもらい
外で過ごしていると言います。
念の為、猫の特徴と場所を確認しました。

電話を切ってから、ふと気になって
過去の活動メモをチェックしていたら…。
何年か前に、他のボランティアさんに紹介した
里親さんではないかと言う記録が残っていました。
そのボラさんに確認すると、やはりビンゴでした。

殺処分の決定と餌やりの裏切り

とにかく現場に向かいながら、記憶を辿っていくと
確か譲渡した時は、一人暮らしではなく親子で
ご商売をされていたと、お聞きしていました。
まずは、近隣の方々にリサーチしてみると
一緒に暮らしお店を経営していた親御さんが
先に病気で亡くなってしまい、それ以降は
お店も閉めて、不摂生な生活をしていた様でした。

みなさん事情は知っていたものの、故人を
若干疎ましく思っていた雰囲気でした。
可哀想だからと、残されて野良化したその猫に
餌を与えていた裏手のおばさんにも会えて
話を聞いて連絡先も交換しておきました。
当の本猫は居なかったので、近所に住んでいた
ボランティアさんにお願いして、
しばらく様子を見てもらう事にしました。

飼い主さんが急死した猫1

数日後、ボランティアさんからご報告があり
猫の写真と共に状況が送られてきました。
とても人慣れしていて、少し汚れているけど
元気に餌も食べられているとの事でした。
少しホッとしましたが、そのまた数日後
行政から電話が入り、相談してきた遠方の親戚の方が
来週早々に、愛護センターに処分の予約を入れて
しまったと言うのです!

ちょっと待ってよ、どういうこと?
猫の状況を知った後だったので、説明して慌てて
センター行きをストップしてもらう様に頼んで
直ぐに譲渡したボランティアさんに連絡を入れて
保護の方向で動いて欲しいとお願いしました。
しかも追い打ちをかける様に、餌をやっていた
おばさんから電話があり、近所の迷惑になるから
もう餌はあげられない、今後一切関係ない
手の平を裏返した様な態度で、一方的に切られました。

ボランティアの連係

私は焦って、最初に様子を見に行ってくれた
近くのボランティアさんに保護をお願いしました。
大人しく捕まった、その猫は身体をキレイにしてもらい
譲渡したボランティアさんのお迎えで動物病院へ移動しました。
病院でケアをして貰ったところ、未去勢だったのと
片耳が耳ダニか何かの影響でめくれてしまっていた以外は
いたって健康で、何よりとても人懐っこい性格でした。

飼い主さんが急死した猫2

人慣れしているとは聞いていたけれど、これほどとは
思いませんでした。病院の先生たちにも甘えまくりの図。
飼い主に先に旅立たれて、余程不安で寂しかったのだろう。
去勢手術や一通りの検査やケアを受ける為、また急な保護で
一時預かり先を確保できなかったので、しばらく入院となりました。

話を聞いた他のボランティアさんの提案で、
人生初の譲渡会に参加する事になりました。
屋外開催の譲渡会だったので、とても暑く
参加する猫達もグッタリ元気なしだったのですが…。
一人の方が、彼を気に留めてくれていた様だったので
会場で少しお話しました。でも、その場では迷っていたので
仕事を抜けて来ていた私は、後を頼んで一旦先に戻りました。

飼い主さんが急死した猫3

譲渡会後に病院まで送ってくれたボランティアさんから
連絡があり、会場で帰り際に彼を見ていた方に声をかけ
この場所では、彼の良さが判らないので時間があったら
病院でお見合いしてくれませんかと誘ったらしい。
確か、その方はお仕事を休んで来たと言っておられたので
そのまま一緒に病院へ行き、本来の彼の可愛さを見て
見事に譲渡が決定しました。

先の事は誰にも分からないけれど

関係したボランティアの方々は、大喜びでした。
そして、行政や親戚の方にも連絡し、無事に送り届けられました。
ただ、譲渡会の主宰者に決定の連絡を報告し忘れていて
里親さんから伝わった為に、やれルール違反だの
やれ里親さんを横取りしただのと、
後で、めっちゃ嫌味言われましたぁー(。-`ω-)
いや、だからさ、何でみんな私に言ってくんねんて。

その後、別の譲渡会や自分達で始めた会では
自分の保護猫でなくても、誰かが決まったら
自然と喜びの拍手や言葉が湧き上がっていたものです。
そういう気持ちって大事だよね。

この事例だけではなく、高齢者の孤独死や
若くても急に病死してしまうケースも多く
そうなった時に、取り残されるペット達の問題は深刻です。
また、そう言う時に親類があまりあてにならない事も
あったりするので、生前に引き継いでくれる方を確保して
備えていなければいけない時代なのかもしれません。
現在では、法的に財産分与として安心な契約が出来る
方法もあると聞きます。

まぁ、とりあえず皆様、健康には気を付けましょうぞ。

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