恐怖!猫屋敷 case2

こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、実際に体験した猫屋敷(case2)のお話をしようと思います。
よろしくお願いします。

悪化する地域の元凶を探せ!

2005年の冬の事でした。
近くの商店街のバス通りにペットフード屋さんがありました。
そこの店主は、ボランティア活動に協力的で、よく里親募集のポスターを
店内に貼っていただいた事もあって、フードを購入していました。
しばらくすると、少し離れた住宅街に移転したと聞いて、ご挨拶に行かなきゃと思い
足を運びました。用事があり、夜遅くなってしまったから、もう閉まってしまったかしら?と
思いつつ路地を行くと、幸い明かりが付いていたので「こんばんわ」とドアを開けました。

店主は、バケツで何かを洗っていて、驚いた事に、それは仔猫2匹でした。
しかも寒いのに冷たい水で…一先ず風邪をひいてしまうからと自宅へ連れ帰り
お湯で温めて、しっかり乾かしました。翌日、店主に事情を聞いてみると、
近所の方が持ち込み、引き取ってくれないなら、これから近くの公園に棄てに行く
いうので仕方なく引き受け、酷く汚れていたので洗っていたらしい。

恐怖!猫屋敷 case2 3

どういう理屈やねんっ!で、その方の住所判りますか?と尋ねても
近所の方だと思うけど、移転したばかりなので、よくわからないと言う。
とにかく仔猫達は、手分けをして里親さんを探しましょう。という事になりました。

その年の春ぐらいから、この近辺で度々仔猫の発生や遺棄が目立っていて
ボランティアさん達も悲鳴をあげていたし、保健所へのクレームも増加していました。
たまたま、その時の行政担当がクレーム側の連絡先を許可を得て教えてくれたので
話を伺いに行くと、どうやら元凶になっているのは、そのお宅の裏側の○○さん宅の様でした。

 

 

前代未聞の劣悪な庭

苦情宅の裏へ行くには、一本先の路地へ回らなければならず、よく見たら
その路地は、真っ直ぐフード屋さんへ繋がっていました。なるほど、ビンゴだ!
路地の中ほどから、また奥まった場所に問題のお宅がありました。
門扉から覗くと、庭には、沢山の猫ハウスとおぼしき段ボールや置き餌、真冬だと言うのに
ハエがたかっていて、庭の木にはハエ捕りシートがぶら下がっており、ネズミもチョロチョロと。
路地の行き止まりで空気の循環がなくジメジメしていて、もの凄い悪臭が漂っていました。
こ、これは…(@_@。未だかつてない最強の猫屋敷かもしれないと動揺していたら
夕方になり、家人が仕事から帰宅し、タイミングよく話すことが出来ました。
中年の女性で、開口一番、クレーム側への悪意に満ちた悪口を、マシンガンの如く喋り出しました。
そして、行政や愛護団体の対応への不平不満まで…。とにかく一旦落ち着かせて、不妊手術と
捕獲の為の敷居内への立ち入り許可を取り、クラクラするので出直すことにしました。

 

恐怖!猫屋敷 case2 1

 

狭く入り組んでいる場所だったので、捕獲は困難を極めましたが
塀を伝ってやってくる猫達の写真を撮りながら、少しずつ進めて行きました。
一度、家人の居る時間に捕獲をしていると、何やらおかしな動きをする仔猫を発見しました。
ヨロヨロ進んでは倒れ、また進んでは倒れを繰り返している…怪我でもしているのかと
触ろうとするともの凄い勢いで引っ掻かれました。
とりあえず、当日分の捕獲を済ませていると、家人がその仔猫を
あろうことか素手で捕まえようとしていました。
危ないから、私がやります!と言って制御するのも聞かずに、
おもっいっきり噛まれて流血沙汰に。(>_<)

 

恐怖!猫屋敷 case2 4

その時、保護したのが脳性麻痺の一二三(ひふみ)ちゃんです。
彼女については、また別の機会に【ハンディキャットシリーズにて】
詳しくお話しようかと思っています。

 

 

報・連・相 の大切さ

その頃から、何か所も現場を掛け持ちする様になっていたので、基本的に自分の為に
猫達の個体の把握と活動状況を書き出して忘れない様にまとめていました。
それを、活動内容・収支報告を兼ねてレポート化し、関係者に渡すようにしていきました。
行政や当事者は勿論、クレーム側にもです。
特に費用の一部を当事者が負担していたり、カンパで賄っていますと具体的に数字で出すと
苦情や文句ばかりで、びた一文出さない人々をちょっと黙らせることに成功します。

実際、この当事者は、保護仔猫の初期通院費用を負担して下さったのですから。
確かに強烈に不衛生な事案で、他のボランティアさんとお掃除させてもらえないかと
交渉に行った事もあるくらいでしたが、そこは中々改善できませんでした。(._.)
何分、本人やご家族が、そこは問題視していないと言うか感覚が違うからです。

 

恐怖!猫屋敷 case2 2

 

結局この後も、数年ごとに状況が変わったのでズルズルと続きました。
その当時、同じエリアで脳性麻痺の仔猫が多く発生しており、
そうした遺伝子を持つオスがいるのではないかという疑念があった為
極力繁殖を止める必要性もあったのです。

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