ペットロス 傷ついた心を癒す猫達

こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、ペットロスについて考えたいと思います。

増加傾向にあるペットロス

まずペットロスとは何ぞや?と言うお話ですが…
近年では、犬猫をはじめ様々な愛玩動物を飼育する世帯が増え
ペットと言うよりは、伴侶動物(パートナーアニマル)や家族として
捉える意識が高まってきている様な気がします。

それに伴い、飼い主にとって、ペットの寿命が尽きた時の
悲しみや寂しさも、昔より遥に大きく感じる方々が増えています。
高齢で寿命を全うしたとしても悲しいですが、病気などで
突然、愛する家族を失うと、もっと治療や介護の仕方を
こうしていたら良かったのでは?などの後悔や自責の念
駆られてしまう人も多いと聞きます。
その為、心身共に病んでしまったり、日常生活や仕事に
影響が出てしまったり、自分ではコントロールできないほど
重症に陥ってしまうケースもあるようです。

譲渡会でも、よくそういう方々のお話を聞きました。
哀しみが癒えるには時間が掛かり、その期間と言うのも
人それぞれで、亡くして一年経っても、思い出すと
涙が溢れてくると、実際にポロポロ泣いてしまう方もおられました。
そんな時は、生前の猫ちゃんの写真やお話を聞いてあげて
焦らず、気持ちの整理が付いたら、また新しい子を
迎え入れてあげてくださいね、と語りかけていました。

 

捨てる神あれば、拾う神あり。

それは、2012年の早春のことでした。
河川敷の餌やりさんが、段ボールの箱を抱えて
「大変!大変!」と慌ててやって来ました。
既に、もう嫌な予感しかしないのですが…(^_^;)
来たよ、毎年恒例、捨て子猫シーズン到来だ。
箱を開けると、うわっ!まだ生後一ヶ月位の仔猫が4匹~。

ペットロス2

「で、どれにする?」と、おばちゃん…私も育てる事前提発言。(T■T)
まあ、この離乳前のこのサイズ4匹を一人で担うのは大変なので、
協力して、2匹ずつ分担し育てる事になりました。

遺棄されてから、そんなに時間は経っていない様子でしたが
急いで暖めて、ミルクの準備ー落ち着いてから、交番に報告と
遺棄現場の確認をしました。猫の多い場所や餌場に遺棄される
ケースが多かった為、餌場の片付けや見直しは必須でした。

幸い4匹兄弟は、無事に元気ですくすく育ってくれました。
それは、あたかも新緑が日々もの凄い勢いで成長するかの様に
目覚ましいスピードで。おばちゃん、年だからついて行けんよ~。

ペットロス1

素敵な二組の里親さん

ケアも進んで、そろそろ離乳かな~と同時に
里親募集が始まりました。一組はネットで申し込み
一組は譲渡会で面会してもらい内定をゲット出来ました!
早速、譲渡予定日を整え、準備して保護主さんとお届けに行きました。

一組目のご夫婦は、長年飼っていた愛猫が18歳で亡くなり
その悲しみから抜け出せずいたのでした。ベットの脇には
その子が登りやすい様に、小さな猫用階段が置いてありました。
通っていた動物病院の先生からも、もうそろそろ新しい猫を
迎えた方が良いと、アドバイスを貰っていたのだそうですが
お住まいの地域では、猫を拾いたくても見当たらない…。
そうこうしている内に、ご主人の仕事にも影響が出始めたので
ネットで調べて譲渡会に行くことになり、そして出会いました。

ペットロス4

もう一組のご夫婦も、先代の猫を亡くしておられました。
お子さんが、まだ小学生だった頃に、事故に遭った仔猫がいて
学校の専属獣医さんが、治療はして下さり助かったものの
中々引き取り手が見つからなかったそうです。
当時ペット不可の住宅に住んでいましたが、見兼ねて
仕方なく内緒で飼うことになりました。

少し事故の後遺症はあったようですが、ちゃんと育ち
最近やっとペット可物件に引っ越せた矢先に、体調を崩し
そのまま亡くなってしまったのでした。
環境を変えたことでストレスを与えてしまったのではないかと、
とても悔やんでおられました。その子の御位牌があったので
静かに手を合わせて、引き合わせてくれたお礼を言いました。

どちらの里親さんも、そんな感じで、たまたまペットロスを
抱えておられました。特に、ご主人の方がダメージ大っぽい。(-▽-;)
奥さんの方は、結構肝が据わっていて、中々ミルク離れしない
チビ達を心配して哺乳瓶セットも持参したのですが…
ミルク缶をジッと見つめてポットの温度を60℃に設定しなきゃと
騒いでいる旦那さんを横目に、大昔、実家で仔犬が産まれて
育てたことがあるし、人間の子供と比べたら楽勝よ。ですと。
ペットが亡くなると、いずれ来る別れが辛いから
もう二度と飼わないと言っている人の気が知れないとも
おっしゃっていて、いやはや女は、母は強しだなぁ~。
と思った次第でした。

ペットロス3

愛し愛された記憶と共に

その後も、里親さん達に溺愛された、それぞれの兄弟達。
幼い頃に、誰かが要らないと、ゴミの様に棄てられたのに
宝物みたいに可愛がられていた様子は、まるで奇跡の様で、
とても印象深く、心に残っています。

結局、ペットロスを癒してくれたのは、あの子達であって
人のどんな慰めの言葉より、励ましより
何よりの強力な特効薬だったのです。
よく恋愛の傷は恋愛でしか癒せないと言うけれど
それと同様、動物の傷は動物でしか癒せない
のではないだろうか。と、思ってしまいます。
とは言え、その傷の度合いや感じ方は、人それぞれだし
たとえ同じような経験をしていたとしても、
安易に想像・共感できるものでもないでしょう。

その子と出会ってから、沢山の想い出や歴史があり
一緒に居た時間の長さとは関係なく、愛しい時間を回顧する事も
亡くなった時の痛みや、失った悲しみも含めて
それは全て、まぎれもなく貴方や家族のものなんですから。

自分自身も、沢山の子達を見送って来たけれど
その都度、悲しいし、辛さに慣れることは出来ませんね。
最近、思うのは、悲しければ、我慢せずいっぱい泣いていい
と思うし、すぐに受け止められなければ、無理せず
日々を過ごし、時々思い出したり、その人なりの供養を
自分のスタイルですれば良いと思います。

誰にも愛されることなく、人知れず天国へ行ってしまう
不運な野良猫たちを沢山見て来ました。
だからこそ、どんな形でも、誰かに愛された記憶を持って
旅立てた子は、本当に幸せだと、私は感じます。
そして、あまり悲しんでばかりだと、飼い主さんが
心配過ぎて、中々成仏できませんもんね。

お互いに、愛し愛された時間を大事に胸に秘めて
少しずつ少しずつ歩いて行けばいいんだよ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました