こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、昨年の11月に22歳で天寿を全うした
愛犬りょう君のお話をしたいと思います。
と、その前に里親募集に少し変更と進展がありましたので
気になっている方は、下記の記事をチェックしてくださいね。
はじめての若い犬
彼が我が家に来ることになったのは、叔母の知り合いの方からの
紹介でした。とある事務所で飼われていた犬が、会社の倒産によって
行き場を無くし、離婚した奥さんに託されましたが、公団で内緒で
飼育している為、散歩も人が寝静まった深夜に一回だけと言う事でした。
仲介に入ったおばさんから見せられた写真には、何とも不安気な表情の
痩せて頭ばかりが大きく感じる貧相な犬が写っていました。
先代の犬を、1週間前に失くしたばかりだった私は、最初は
乗り気ではありませんでした。けれど両親が可哀想だから
引き取ろうと流れで承諾してしまい…しかし譲渡を約束した日に
急用が出来て留守になるので、延期して欲しいと叔母に伝えた所、
仲介の方の気分を害してしまった様で、一旦立ち消えになりました。
しばらくして叔母に様子を聞いたら、まだ貰い手が見つかっていない
という事だったので、再度、申し出て病院でケアをして貰って
家にやって来たのは、結局1ヶ月後になりました。
仲介のおばさん達が連れて来たのは、茶白のなんちゃって
コーギーみたいな顔をした2歳の中型犬でした。
一通り話をし終えた後、おばさんが帰ろうとすると
彼は、後を追って悲し気に遠吠えをしました。
その傷心ぶりがあまりに気の毒で、その日の夜は玄関先で
一緒に一晩付き添い寝したほどでした。
上の写真が、その当時のりょうです。
そして、食欲も無く何種類か買ってきたドッグフードにも
見向きもしませんでした。心配になり、おばさんに電話し
何を食べていたのか聞いてみたところ、どうやら人間の食べ残しを
貰っていたそうでした…(-_-;)
やはり、それでは犬の身体に良くないだろうからと
何とか食べるメーカーを探し、ドッグフードに慣らしていきました。
神経質で臆病な性格
それまでに飼っていた先代先々代の犬達は、どちらも私が拾った
持病のある老犬ばかりで、大人しいメスばかりだったので
若いオス犬と言うだけで、既にどう接して良いのか戸惑いました。
それに加えて、全く躾が出来ておらず、犬としての社会性も皆無。
名前は、元の飼い主が付けたものでしたが、呼んでも来ないし
散歩の時は、ぐいぐい引っ張りー(>_<)
自分より大きな犬には吠え、小さな犬には後ずさりしてしまう。
一体、どういう生活をしてきたのかと困ってしまいました。
何故か、小さな子供や猫には優しく
当時、家の1階には2匹の老猫が生活していましたが
猫達が驚いたのは、最初だけで、一緒にヒーターの前で
暖を取っていたりと、本当に犬らしからぬ猫みたいな犬でした。
特に大きな病気はしなかったのですが、耳血腫と言う
耳の軟骨が折れて血が溜まる病気になってしまいました。
最初の片耳の時の腫れが酷く、手術をしました。
同時に脇腹のしこりが気になっていたので、切除して
貰いましたが、こちらは脂肪の塊で大事には至りませんでした。
そして、傷の回復も毛の生え具合も早く、後に折れてしまった
もう一方の片耳の時は、手術をする程ではなかったです。
しかし、この時の通院で、すっかり病院がトラウマになって
しまい、ワクチン等で病院へ行こうとすると、途中の道で
はたと気付いて歩かなくなったり、診察室では大騒ぎするので
先生に良く「まだーなにもーしていないー。」と言われました。
お会計待ちの時も、早く早く帰ろうとするので、他の患者さん達に
笑われてました。ああ、恥ずかしいぃぃー(/ω\)
老いても可愛い童顔犬
りょうは、少し毛が先に向かって長く、夏は非常に
暑そうなので、毎年、サマーカットをしていました。
引っ越す前は、病院や近所の犬ボランティアさんの所で
トリミングしてもらっていたのですが、こちらでは
老犬なので断られてしまい、中々良い所が見つからず
仕方なく、自分でバリカンで、丸刈りしていました。
最初は上手く出来なくて、段々畑みたいなザンギリに
なってしまったり、不格好なヤギみたいになったりと
失敗ばかりでしたね。きっと、りょうも不満に思って
いたでしょうが、皮膚も弱って掻き壊しもあったから
通気性も考えたら、仕方ないんだよ。
お風呂も、カットも、爪切りも大嫌いだったので
これまた苦労しました…(;´Д`)
特に爪切りは大変で、爆睡中にそおっと切るのですが
直ぐに起きてしまいます。片方の後ろ足に狼の名残りと言われる
狼瘡が2本生えていたので、伸びると巻き爪になってしまうのです。
そんな彼も、年老いて目も白くなり、耳も遠くなってきました。
でも食いしん坊なので、鼻だけは最後まで敏感で
キッチンで何か作っていると、必ず後ろにスタンバっているんだよな~。
最後は、家の中で排泄していた為、玄関先がペットシーツだらけで…
立てなくなって、オムツ期間もそんなに長くなかったし
好きな物は、ギリギリまで食べられたので、かなりの長生きの割には
介護生活で苦労したとは感じませんでした。
看取った時には、悲しいと言うよりは
「ああ、もう、りょうは居ないんだなぁ。」という
虚無感はありましたが、実感も無く、涙も出ませんでした。
一昨日だったか、夜、就寝前に何故だか、りょうの事を思い出して
ぐすぐすと涙が止まらなくなり、何なんだろう?と思っていたら
そうか、お彼岸だったわね。向こうで、ちゃんとやってるかなぁ。
いくつになっても、あのナーバスな童顔じいちゃんは心配だよ。
と言う訳で、今回は、ただの親バカ記事でした。
お付き合いいただき、有り難うございます。ワン。
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