こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、猫の日にちなんで猫ブームについて
考えたいと思います。
猫ブームの背景にあるもの
猫ブームと言われるようになって久しいですが
最初、あまりピンと来なかったのは、猫なんて
大昔から可愛いし魅力的なのに、今更なんで?
という違和感からでした。
少子高齢化や核家族化が進むようになって以来
犬猫をはじめ、ペットを飼育する家庭が増えて
現在では、子供のいる家庭より多いと言われています。
確かに、時代の変化に伴い、社会や家庭と言った
コミュニティーの形態も変っていきました。
昔の、祖父祖母、父母、子供達、もしくは
他の血縁関係者等と同居なんて、大家族が
当たり前だった暮らしから、夫婦二人だけや
夫婦と子供だけという少人数世帯が普通に
なっていきました。
私が、里親探しを始めた頃も、既にその傾向があり
まだ若く小中学生のお子さんがいるご家庭や、お子さんの居ない
ご夫婦、もうお子さんが成長・独立したお宅など様々でした。
お子さんの居るお宅は、子供に思いやりのある人間に育って
欲しいと言う観点から情操教育的に飼いたいとおっしゃる。
お子さんの居ない場合は、お子さん代わりと言うと失礼かもですが、
慈しむ存在が欲しいと思われる。子供が巣立ってしまったご家庭なら、
これから第二の子育てならぬ猫育ての様な感じでしょうか。
飼いたい理由やタイミングは、それぞれだし何でも構わないのです。
面会時に色々と世間話なんかもするわけですが、核家族化の中でも
それ故の悩みもあり、子供が思春期で難しい年頃~だとか、
夫婦でも倦怠期やすれ違いなど、まぁ、にんげんだもの。(みつを?)
お家には、家族が皆でくつろぐスペース=居間、リビングルームが
あったりしますが、関係がギクシャクすると中々集まらないか…。
だったら、居間ならぬ猫の間を設けて、自然と家族が集まれたら
良いのになぁ~そうだ!一家にひとつ猫の間があれば、会話も
弾むんじゃないの。それが、当時の私の理想・コンセプトでした。
コロナ禍とペット需要
昨年からの新型コロナの影響で、自粛やリモート・テレワーク
が多くなり、ペットの需要が急増する傾向がありました。
緊急事態宣言が出されて、譲渡会の開催が出来なくなる前の
早春時に保護された仔猫達にとっては、ラッキーな事でした。
つまり、普通なら、お勤めで留守時間の長いお宅には、
とても小さな仔猫の譲渡は無理でしたが、ご夫婦のどちらかが
コロナ禍で、リモートワークです。という時期が重なったので
在宅時間を活用し、仔猫を育てることが出来たからです。
逆に、単純にお家時間が増えたので、ペットでも飼おうかな。
みたいな安易な考えで飼い、都合が悪くなると途中で放棄する
ケースも出てくるのではないかと言う危惧もありました。
実際に、ペットショップで購入した犬を数日で保健所へ。
なんて嫌なニュースも聞こえてきました。
譲渡会も、リモートで開催する団体も増えてきました。
これも、今のご時世ならではの発想ですね。
日々休みなく活動しているから、どんな状況下に
あっても一連の流れを止めるわけにはいかない。
それには、苦手な分野であっても取り入れて
柔軟に対応して行かなければならないのですね。
ブームだけで終わらせないで
関係ないけど、子供の頃、漫画が大好きで
作文に漫画の魅力を切々と書いたことがありました。
当時の担任の先生は、生徒の個性を尊重してくれる
良い先生でしたが、さすが鼻で笑われました。(-.-)
しかし、今となっては漫画やアニメが日本の一大ムーブメント。
結局、何が流行るかなんて誰にも予想が付かないわけです。
猫ブームだって、同じです。一昔前には予想すらしていなかった。
苦労して里親さんを探していた暗黒の時代が嘘の様です。
コロナ前の猫イベントや譲渡会には人が押し寄せ、猫の日だって
ちょっとした年内行事的な、お祭り騒ぎになりつつあります。
保護犬・保護猫に注目が集まり、譲渡会がこんなに認知され
今や、大手の企業が譲渡会に賛同し、会場提供もあるくらいです。
中でも、生体販売を止めたり縮小したりするケースがあると
いうのだからスゴイですよね~。フード等の売り上げの一部を
地元の愛護団体に寄付し、譲渡会会場を提供し、里親になった
方々が、またそういったキャンペーンの顧客になるという
まさに、地元密着で経済も回っている所が素晴らしいと思います。
ブームだからと便乗して、その表面的な良いイメージだけを利用する
のではなく、他者にも実際に還元し、環境や社会に貢献する企業が
これからは生き残っていくのではないでしょうか。
動物の法律や規制については、相変わらずのノロノロ進歩ですが
それでも、少しずつ変わってきているし、ネットやSNSの発達で
誰もが意見を言える時代になりました。良い見方や使い方次第で
状況は、まだまだもっと進化・変化していくでしょう。
天災やコロナもそうですが、まさか、こんな世の中になるとは
誰もが予測できない事態でした。ネガティブになりがちですが
みんな、人間も動物も逞しく生きています。何とかなるさ。
日々猫達に振り回され、癒される生活があることに
感謝しつつ、猫愛が爆発している世の中にほくそ笑む。
今年は、そんな猫の日でしたー。(Φ×Φ)∫
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