こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、【餌やりさんとの向き合い方】というテーマで考えて行こうと思います。
よろしくお願いします。
餌やりと言う行為の代償
ボランティアを始めるきっかけが、野良猫への餌付けからと言う人は多いかもしれません。
私は少し違った経緯でしたので、最初は餌やりさんの心理が今一つ理解できませんでした。
詳しい経緯については、下記の参考記事をご覧くださいませ。
家の乳母として活躍した、みよちゃんを保護した公園でも野良猫が多数いる様でした。
日中は、殆どその姿は見えませんでしたが、餌やりの痕跡がありました。
晩御飯の残りの煮魚?やコンビニ弁当の残りなどが園内のベンチの下などに
あからさまに置いてあり、一度などオムライスが丸ごと…(*_*;
流石に、それは食べんだろーっていうかどれも猫には向かない餌だしなぁ。
時間帯を変えて、夜遅くに行ってみると、隣接するマンションや建物から猫影がっ!
しばらく待機していると、入り口から中年夫婦が大きな袋を下げて入って来て
公園の端々に新聞のチラシを広げて、おもむろに給仕をし始めました。
餌はキャットフードの様でしたが、かなり大量で敷いたチラシもそのまま放置。(;・∀・)
給仕が済むのを待って、声をかけました。
ここで親子猫を保護した事・近くで虐待事件があった事・不妊手術の必要性などです。
突然の話に驚いたのか、ご主人らしき男性が、そんなもの必要ないとバッサリ一言で話を切られました。
餌の時間は毎日正確だったので、メンバー猫の確認と掃除がてら通い、説得を続けました。
奥さんが一人で来ることもあったので、顔見知りになり、色々と話をしてくれるようになりました。
近くの大きなマンションに夫婦ふたりで住んでいて、お子さんはおらず、以前は室内で猫を飼っていたが、
自身が大病をしてからは最後まで面倒を見る自信がなくなり、せめて外の猫達が飢えない様にと
餌やりを始めたと語ってくれました。
餌を与える行為は、優しい気持ちからなのだろうし、それがその方にとっては当たり前の正しい行動であっても
結果として、公園に猫が集まり砂場などの糞尿被害や、食べ残しによりカラスや鳩なども集まり、
二次被害となってしまう。そして、行政にクレームが入り餌やり禁止看板が立ち、猫を排除しようとする人々を
後押しし、虐待犯にも目を付けられてしまったり、捨て猫の温床になってしまうと言う悪循環が起こりうる。
そう説明し、何とか不妊手術の為の捕獲の承諾を得ることが出来ました。
マンション内にいた仔猫達
公園内でのTNRが無事着手・終了したのは良かったのですが、大概それでは終わらないんだよねぇ。(~_~;)
餌やり夫婦と和解して、ご縁が繋がったことで、彼らが住んでいるマンションの駐輪場にも問題がある事を
告げられ見に行くことになりました。そこの住民の方が交代で面倒を見ていた猫が出産した様で
2~3ヶ月位の仔猫達がチョロチョロしていました。あまり警戒心は無く、目が悪くなっている子もいたので
保護して里親探しをする事になりました。母猫も避妊手術を実施し、継続して面倒を見てもらう
約束もしました。ただ、猫達はマンションの敷地内に定住しているのではなく、駐輪場の塀から外へも
行き来している様に感じたので、追随してみると意外な事実が発覚しました。
マンション仔猫達は、器量が良く、治療の甲斐あって、目もキレイに治っていきました。
そして、一匹の茶トラくんは無事に里親さんも決まり一安心していた所、またしても問題が…。
彼らのママの行動を辿った先に、新しく出来た小さな公園がありました。
そこにも、仔猫がいると連絡が入ったのですが、さすがに保護にも限界があった為
少し成長を待って、TNRをする事になりました。
その公園の前には新築の一軒家が立ち並んでおり、猫達を観察していると
どうやら、ある一軒のお宅の敷地から公園に来ている感じがしたのです。
変だなぁ~と違和感を覚えましたが、特に訪問もしませんでした。
定食屋の女将さん
またしばらくすると、餌やりさんから連絡があり、小さい方の公園で仔猫を保護したと言われました。
餌やりさんって、あちこちで猫を見ると何故が餌付けをしたがるようだ…((+_+))
今度は、黒白というかスモーク柄の仔猫でした。不思議でヘンテコな柄でしたが
異常に人慣れしており、マンションの仔猫がまだ一匹残ってはいたけれど保護する事になりました。
驚いた事に、餌やりさんは、この猫の母猫の居場所を知っていました。
公園のある細い路地から、すこし広い道に出た先に、一軒の定食屋さんがあり
母猫は、そこで面倒見てもらっているらしかった。餌やりさんにお店の女将さんを
紹介してもらい、母猫の避妊手術の予定を立てて実施しました。
ママ猫は、仔猫とそっくりな柄で性格も穏やかでした。
術後、ママ猫があの公園の方へと歩いていく姿を見かけ、何とかなくついて行ってみると
公園の前のお宅から人が出て来て、あれっと思ったら、定食屋の女将さんでした。
以前、若猫の手術をした時の違和感って、コレだったのかっ!
挨拶をして、その時の事情を説明すると、なんとその子達を家に迎えたいと思っていたそうだ。
ただ、小型犬が居るので中々入ってきてくれないとの話でした。
つまり、面倒見てくれてるってことだから、餌やりさんが公園で給仕する必要はなく
後日、その事も伝えておきました。
餌やりさんとの関係
他にも様々なタイプの餌やりさんと関わってきました。
ぶっちゃけ、繋がりを持つと次々と相談が入るし、中には無責任で厄介な方もいるので
程々にしないと心身共にキツクなってしまいがちです。(=_=)
私が、餌やりさんに求めていたものは、第一に猫の情報でした。
個体の認識や近辺の猫の位置情報が分かれば、活動がかなりスムーズになるからです。
町内の住民の猫に対する温度差も把握出来れば、対応策も作りやすいですしね。
そして、不思議と活動への理解や支援をしてくれたり、マナーを守る様になったりと
ご自身も成長していくと言うか変わっていく気がするのです。まぁ、中には全然成長しない方もいますが…。
ボランティアに問題丸投げとか全く話にならない場合だと、対処には困ってしまいがちですが
最初に拒否されても怒らず、対話を続けて見ると良いんじゃないかなぁと思います。
餌やりさんから見たら、猫達の空腹を満たしてやることが最大の目的で正義なのです。
それは、迷惑行為だと頭ごなしに否定されれば、反発もするだろうし話し合いにもならない。
そこでお終いになり、何の解決にもなりません。
よく不妊手術自体も賛否がありますが、何が正論なのかを議論するより
ひとつの方法・手段として捉えた方が判り易いと思います。
大体、正義なんて見る側で真逆に感じる事だって、しばしばあるじゃないですか。
何が正しいかではなく、どうすれば効果的か、どこまで譲歩できるかがカギなのではないのかな?
そして、相手の立場で考えたり、実際にやってみないと苦労も解りませんよね。
ご夫婦が旅行の際に、代わりに餌やりに行ったのですが、その時も近所のおっさんに
餌やりを注意されましたが(しかも、僕って…男と間違えられたしぃー)
やることはやっています! と長々と説明したら、おっさんタジタジになっとったよ。
追記ですが、残りの仔猫達も無事に里子に出せました。
みんな可愛かったなぁー。(´∀`*)
コメント
お久しぶりです。
2016年にリオちゃんを譲って頂いた久ヶ原のTです!ご相談したいことがありますが以前のメルアドが送信できなかったのでご連絡頂いてもいいでしょうか?
ご無沙汰しております。お元気ですか?
携帯のアドレス変えてしまっていて失礼しました。
先程、メールさせていただきましたので
ご確認ください。
よろしくお願いします!