A kind-hearted shy one-eyed boy.

こんにちは!猫大好きnoramieです!
今日は、先日10月13日に18歳5ヶ月で天寿を全うした
愛猫 蓮太郎くんのお話をしようと思います。
よろしくお願いします。

 

 

片目というハンディ故の性格

彼との出逢いは、2005年の春ー。
多頭飼育のお宅で産まれた仔猫達の内の保護猫の一匹でした。
同時に保護した甘太郎(かんたろう)くんと一緒に連れて来たので
連太郎(れんたろう)くんと名付けました。
経緯は、従兄弟に当たる故かんちゃんと同じなので
詳細は、過去の記事をご参照くださいませ。

http://hachiboku.jugem.jp/?day=20200121

お時間あるときに、上記記事内にリンクがあります
はちわれ牧場 物語り カウボーイズ
も、読んでいただければ幸いです。

 

心優しいシャイな片目の少年1

 

ご覧の通り、幼少期の劣悪環境が原因で、初めから片目に白濁があり
視力を失っておりました。成長を待って、眼球摘出手術をすべきかどうかを
担当医と相談しつつ、仔猫の内は点眼治療で様子を見ていました。
そして、眼圧などの変化も見られず、日常生活に特に問題も無かった為
手術はしない方向になりました。

出逢った時から、この子は何だか遠慮深くて気弱そうな感じという印象があり
持って生まれた性格もあるのだろうが、片目が見えない事で怖がりになってしまったのでしょう。
猫同士の接触でも、見えない方から来られるとビックリしたりしていましたから。

当時は、ハンディを抱えていると譲渡は難しいと思い込んでいたし
それ以前に、とにかくビビリな性格だったので、里親探しは、ほぼ諦めておったのです。

 

 

心優しき添い寝名人(※猫限定)

他の子達より、自己主張がかなり少なめの物静かな男子でしたが
その優しさが、後輩猫達にとっては安心するのか、とても人気があり
気が付けば、必ず誰かと寝ている姿を見ることが多かったです。

心優しいシャイな片目の少年2

性格のキツイ三本足のしぃちゃんも、蓮ちゃんにだけは心を許してました。

心優しいシャイな片目の少年3

貫ちゃんは、勿論兄弟のようなものだからベッタリくっ付いて
安心しきった気持ちよさそうなお顔で爆睡してります。( ˘ω˘ )
貫ちゃんの方が、1ヶ月半くらいお兄ちゃんなのだけれどね。

蛇足ですが、幼少期の名前から、漢字だけ変えてます。
かんちゃん <甘えん坊の甘→寛大・貫禄の貫>
れんちゃん <連れて来たの連→蓮の花のイメージ>

心優しいシャイな片目の少年4

つくねに至っては、貫ちゃん・ポンちゃん亡き後は、蓮ちゃんしか頼れないから
猛アタック(頭ごっつんスリスリ攻撃)しては、若干うざがられておりました…(^_^;)
しぃちゃんには、時々意地悪するから仲良くなかったの、ほんと女子ってさぁ~。

 

 

晩年の変化と穏やかな最後

そんな引っ込み思案の彼も、部屋の仲間達が先に旅立つと
少し長としても責任が出始めた様で、夕方のご飯時刻が近くなると
ベランダから鳴いて催促する係を、いつの間にか覚えて継承していました。

心優しいシャイな片目の少年5

「はい、僕が教えました。」ポンちゃん談 実はポンちゃんの方が少し若いのだけどね。
はっ! こうしてみると、蓮とポンの目の大きさの違いが際立つ…いや小粒目も可愛いよ。

家庭内野良ちゃんって警戒してて余程の事が無いと鳴かないんで、引っ越し以前は
鳴き声を聞いた事のない子もいて、蓮ちゃんもその内のひとりだったのです。
なので、繊細な見た目のわりに、ハスキーボイスだったのは意外でした。

今は、全員の声を把握してますが、みんな微妙に違う特徴があるのが面白い。

心優しいシャイな片目の少年8

同室の白黒女子-ズが、お外の空気が大好きだったせいか
窓辺の日向ぼっこは好きだけど、中々怖くて出たがらなかった蓮ちゃんも
晴れた朝は、皆とベランダでまったりするのが日課になっていきました。

心優しいシャイな片目の少年9

大分、痩せて来て、次は蓮ちゃんの番なのかと覚悟はしていたものの
食欲は旺盛で、寝たきりオムツになっても美味しい物には反応し
時間的なムラはあれど、思いの外、食べてくれたのが嬉しかったな。

 

そうなる前から、爪の伸び過ぎや毛繕い、筋力が衰えて踏ん張りがきかない事から
トイレ以外への粗相などもあり、掃除やケアは大変でした…٩( ”ω” )و
慣れ度が低いから逃げ逃げのイヤイヤ!でも、攻撃性は皆無なので何とかやらせてくれました。
綺麗なると気持ちが良いのか、ぐっすり寝てくれるしね。

心優しいシャイな片目の少年6

【閲覧注意】 秘蔵写真 チビさん時代の天使な蓮ちゃん (*‘ω‘ *)

心優しいシャイな片目の少年7

悶絶するほど可愛いわぁ~!!! (⋈◍>◡<◍)。✧♡

そりゃあ、こんな可愛い仔猫時代をお世話出来るのも、ボランティアの特権ねっ!
とか思うんですけど、今回は老猫介護を出来ることも特権かもとか思ってしまいました。
どちらも労力は大変なんですが、出来るだけ心地良く楽しく最後まで生きられる様に
ご飯とか寝床とか気遣ってあげられることに、充足感と喜びを感じていました。

夏から立て続けに、訃報が続き、落ち込んで虚無感に襲われて悲しいのも事実だけれど
それ以上にキチンと最後まで看取り、お空へ送り出すことが自分の役割なんだと
改めて実感しました。それを教えてもらえました。

急に秋めいて寒くなり、今日は冷たい雨が降っています。
今はまだ、彼らとの想い出にぬくぬくと浸っていたいけど
蓮ちゃんが背中を押してくれたから、明日から、勇気を出して一歩踏み出します。
皆が見守ってくれているから大丈夫。家の子で居てくれて本当にありがとうね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました