I’m a cute and cheeky girl.

こんにちは!猫大好きnoramieです!

今日は、先日7月8日に、享年17歳で天寿を全うした
愛猫つくねちゃんのお話をしたいと思います。
よろしくお願いします。

 

 

人慣れしない仔猫達

時は、2006年秋の事でした。
当時かなり問題の多い地域の集合住宅で、仔猫が怪我をしているので
助けて欲しいと言うSOSがありました。
依頼は住民からで、医療費は負担するからと言うので現場へ向かいました。
何と依頼者の同居の親はその地域では、かなり有名な餌バラマキおばさんでした。
全く不妊手術をしないオバサンでしたが、自分の住む場所となると話は別なんだ~。(-.-)

昼過ぎの下見の時点で、大家さんまで登場し、大人の猫を2匹確認。どちらもメスっぽい。
幸い、向かい側の建物に他のボランティアさんの里親さんがお住まいで、
そこの猫達を気にかけてくれていた方がおり、避妊手術代の一部をカンパしてくれると言う。
なので、準備をして夕方から捕獲作業に入りました。餌の時間前に周辺を観察していると
突然、停車していた車の下から大きな生き物が、商店街の八百屋さんの方へ、
もの凄いスピードで走っていくのを目撃!白黒で猫にしては大きく尾がブワッとしていて長い。
狸のような…後で調べたら、ハクビシンというジャコウネコ科の生き物で、
都内でも出没し問題になっている様でした。

 

 

仔猫達はお腹が空いていて、小ケージの奥に餌を入れると夢中でむさぼっていたので
簡単に捕まえられた。親であろう大人猫達も餌付けされていたせいか日没までには終了。
翌日の診療やケアの為に、一晩だけ玄関に待機してもらうのが常だったのですが
ケージの中を掃除などの世話をする為に寝る前チェックをすると・・・あれ?いない!なんで?どこ?
小ケージの底のトレーが斜めに浮いていて、下の少し広めな柵の穴から脱走したのでした。

 

 これって、結構盲点で小柄な子だと抜け出られちゃうのよね。
以降、小ケージの底に目の細かい網を固定させました。
でないと室内で大捕り物沙汰になったり、お互い怪我をする危険アリです!

 

玄関から真っ直ぐの洗面所の扉が空けっぱなしだったので、もしやと思い、そっと扉を閉めて捜索。
すると乾燥機置き場の下の籠の裏に隠れてました。その時、確保の為とは言え追い詰めてしまったせいで
私はすっかり嫌われ、ふたりに余計なトラウマを植え付けてしまった様なのです。
写真は保護当時の2ヶ月位のチビッコ時代。つくねのあくび顔が変~三枚目の半平太は矢印の所だよっ。(^▽^;)

 

 

怪我の真相と難航する人慣れ

黒白片耳男子の怪我の真相は、どうやら、前述したハクビシンに噛まれたせいではないかと推測された。
ハクビシンは背の低い果実の生る木などに登り実を食べるので、地域によっては迷惑な害獣扱いになって
いる様で、稀にネズミ等の小動物も捕食すると言う。なので、小さい仔猫が標的になってしまうのかもしれない。
獣医師によると、傷口自体は既に塞がっているので、特に問題は無いと言う診断でした。
後に、成長してから一度手術はしたのだけど、詳しくは下記の記事をご覧ください。

2018年01月18日の記事 | はちわれ牧場
よろず猫話なブログです!猫の里親募集や譲渡会のご案内。日々の猫たちとの暮らしの中での出来事も、徒然なるままに。

 

何とかワクチンや不妊手術までは病院へ連れて行けましたが、依頼者も里子に出して欲しいと言いつつ
初回のワクチンとケア代を支払い後、親元から引っ越し音信不通…相談者あるあるケースだ。
そんな相談ばかりで忙しく、人慣れさせる時間もなく、猫同士は仲良くなり、猫の世界が確立してしまい
私は、ただのお掃除と給食のおばちゃん化(いわゆる下僕とも言う)して、結局、居残り組決定ー
これもまたボランティアあるあるだったりするよね。

私は可愛いくて、生意気な女の子。6

先輩保護猫のお兄ちゃん達は、みんな優しく大らかで仔猫達を受け入れてくれたので
もうベッタリ甘えていました。特に、つくねは小柄で、その保護部屋では末っ子の女の子。
だから、あたちは可愛がられて当然よね!と言うオーラが凄かった。何気にあざとさが漂う。

私は可愛いくて、生意気な女の子。3

ほら、私に対しては、いつもこんな警戒モード。(^^;

私は可愛いくて、生意気な女の子。2

ちょっと、おっさん的な一面もアリと…おいおい座り方。

私は可愛いくて、生意気な女の子。4

引っ越してからは、ベランダフリーになったので
ワイルドなお嬢様は、晴れでも雨でも外の空気を感じたいご様子。
とくに簡易水道の所がお気に入りで、まるでお風呂にでも入ってるみたいでした。

 

 

いつかは訪れる別れ、その時まで

そんなツンデレで、誰より活発な女の子だったので、老化を感じさせないタイプでした。
気が付けば、結構なお年、おばあちゃんだったのよね。
でも気の強い彼女は、中々弱みを見せてくれず、正直突然の体調不良に思えました。
亡くなる一週間ほど前に、食欲が落ちて「夏バテかな?」と猫草を食べさせたり、
ウェットやスープ状のフードをメインに与えていました。

そして、とうとう自力で食べられなくなってしまったので強制給仕に。
家庭内野良だからと放置する訳にも行かないので、嫌がられながらコマメに与えた。
あんた、いつまで触ってんのよっ!!(# ゚Д゚)」と言わんばかりに抵抗する力も残っていたし
キャットタワーのてっぺんまで登って寝ていたり(危ないので降ろす)と自由過ぎるぞ、お嬢。

私は可愛いくて、生意気な女の子。5

17年の間で、つくねにこんなベタベタしたり、爪や耳のケアしたの初めてなんだけどぉ~。
最期には、何故か恒例の隣の部屋チェックをし、オムツも二日間だけだったし
息が早くなり、抱っこするとすぅーと安心した様に逝ってしまった。
長患いしないのは親(飼い主)孝行な子だと思ったけど、急過ぎて何だかなぁ。

年齢的に覚悟はしていたけど、悲しいと言うより寂しい感が勝り、気持ちが
何というか、しぃーんとしていました。葬儀が終わっても実感がなく涙も出ない。
懐いてなかったから、愛情が沸かなかったの?
いえいえ、白状すると真夜中に一人で号泣しました。

ペットは貴方のもとに選んでやって来るのだと、何かで読みました。
何のために来るのかというと、色々な経験をする為、また愛や癒しを教える為だと。
失って悲しいとペットロスになるのは仕方ない事、そんな時は思いっきり泣いたらいいと思います。
こうやって、想い出して、写真を見て、記録を残して、気持ちを整理する事も自分には必要なのかもな。

物質的には、身体を失って、見えなくなって触れ合えなくなって、会えなくなってしまうけど
別れと言うより、最愛の大切な子達を、私は神様から預かっていて、次に生まれ変わって来られる様に
その時が来たら、お返しするのだと思う様にします。うん、その方が、しっくりくる。

本当に、ご縁があって、家に来てくれて、ありがとうね。
つくちゃん、愛しています、私はね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました