困った相談者さんに、ご用心!

こんにちは!猫大好きnoramieです!

とらみい
とらみい

今日は、困った相談者さんについて考えて行こうと思います。
よろしくお願いします。



始まりは、庭猫のTNR

ある日、いつもお世話になっているボランティアさんから連絡がありました。
今携わっている現場近くで、庭の猫の避妊手術を頼まれた様なのですが
忙しくて手が回らないとの事で、代わりにやってはくれないかとのお願いでした。
そのボランティアさんは、長年活動していて高齢だったので、体力的にもキツそうで
大変だったし、そんなに遠くではなかったので承諾しました。

駅にほど近いバス通りから、車も入れない程の細い路地に入り、ワンブロック程
歩いた先にある古い民家でした。中年夫婦と老犬が暮らしており、狭いながらも
小さな庭がありました。そこに居たのは、生後5~6ヶ月位の美形な猫が2匹
幼少時期に庭に居付いてから、キチンと餌を与えていた為だろう、毛艶も良く丸々と
健康そうでした。犬を飼っているので室内には入れてあげられないという理由で、
たまたま近くで活動していたボランティアさんに、声をかけて相談したとの事でした。


beware of troublesome counselors 2

ずっと庭内で生活していた為、捕獲は簡単でした。
どちらとも女の子で、姉妹らしく、体格も健康状態も良好だったので
無事に避妊手術を終えて、そのまま相談者の庭に戻る予定でした。
搬送時には、麻酔後の体調を考慮し、捕獲機ではなく小ケージに入れ替えて
運んでいましたので、近くまで車で行きお宅へ向かいました。
すると、相談者は「姉の所に倉庫があり、外よりはマシだから連れて行く。
と言い出したのです。なので、小ケージを貸しておいて欲しいと。
それは構わないけど、お姉さんとの確約はあるのかしら?
疑念を感じつつも、とりあえず費用を受け取り、仕事の合間だったので
帰宅しようと運転していました。




すると、携帯に何度も着信があったので、車を一旦停止して出ると…。
小ケージの開け方が分からないから戻って来てと言う。
( ゚Д゚)ハァ? 「お姉さんの所へ行くんじゃなかったの?」と聞くと
出たくて物凄く鳴くので耐え切れないと言う始末です。
とりあえず説明しても理解できず、仕事の時間も迫って来ていたので
ご主人が戻るまで我慢してと伝え、直ぐに庭に放してあげることが出来た様でした。

第二の現場

そうそう、近くに居た、あの子達のお母さんらしき黒猫も、別便で念の為、
不妊手術の有無を確認したのですが、既に避妊済みでした。
とても人慣れした路地裏のアイドル的な猫だったので、近所の方々とも
顔なじみで、こちらもサクッと済みました。
しかし、そうなるとママ猫は何処へ行ったのかしら…(?_?)

その後、小ケージを返してもらう為に再度訪問した時のことでした。
近所の友人の庭にも、親子猫が居付いているので、相談に乗ってあげて欲しい
案内されました。そのお宅は、やや広い日当たりの良い庭に面していました。
母猫らしき猫は、穏やかで多少人慣れしてはいたものの、とても貧弱で痩せていて
仔猫2匹も、かなり幼齢で小さく、栄養不足で状態も良くありませんでした。
しかも、親子猫と家人の間には仔猫達を抱かせてくれる程の信頼関係が出来ていました。


beware of troublesome counselors 1

当時は、常に保護仔猫が満員御礼の我が家では、とてもとても受け入れ
られなかったのですが、たまたまボランティア仲間で、空きがあるので
預かってもイイよ!と言ってくださる方を見つけました。
そこで、母猫の避妊手術と同時に保護する計画となり、後日実施しました。
こちらも費用はいただき、貧弱だった仔猫達も預かりボランティアさんのお蔭で
すくすく育ち、里親さんも決まりました。

月齢から考えると、最初の庭の子達の母猫が、この猫である可能性もあると思えました。
人だと細い路地をグルっと回った場所でしたが、猫道を通ればかなり近いし。
ともあれ、やれやれ、これで一段落かな~と安心していた矢先でした。


 

理不尽な要求

しばらくして、最初の相談者から電話が来ました。
先だっての友人の仔猫達の里親さんが決まったと聞きつけたのか
何故、家の子達は保護してくれなかったんだ!」と怒っているのです。
いやいやいや、それは説明したでしょーと言いたかったが再度。
最初の子達は、既に避妊手術が可能な程育っていて、健康状態も良く
環境もさほど危険ではなく、何より人慣れが不十分だったから保護しなかったのよ。
すると、自分は働いていて忙しいから、慣らす時間が無かったのだと主張してきました。

そして、あの人(第二の現場の家人=友人)は暇だからと、自分が紹介したにも
関わらず、平気で悪口を言い出したので、仔猫の状態が、かなり悪かったし
たまたま預かってくれる方が居たからですよね、同席して聞いてましたよね。
と、何度も繰り返し説得・説明しても話は一方通行で、
不公正じゃないか!それでもボランティアなのかっ!!と罵倒されました。


beware of troublesome counselors 3

全くお話しにならないので電話を切り、その後は着信があっても無視し続けました。
すると、今度はFAXが流れて来て、やれ、もう餌はやらないとか、近くのコンビニで
ゴミを漁り出したとか、ネットで調べた怪しい引き取り屋に依頼するだとか…次から次へ
もう、ありとあらゆる誹謗中傷とネガティブ作戦を送って来やがりましたさ。(-_-メ)
今思うと、こんなことは序の口だったのですが、まだ経験が浅かった私は、相当凹み
ましたし、猫達の心配もしました。そして、相談を回されたボランティアさんにも相談し、そんな人だったなんて知らずに嫌な思いをさせてごめんなさいねと謝られました。
いや、自分で引き受けた案件だから、他の人のせいではないのだけれど…。

その後、少しあけてから、何度かそっと様子を見に行きましたが
相変わらず、2匹ちゃんは庭に居て、元気そうな姿を確認できました。
単なる虚言で良かったですが、本当に何なんだよーって突っ込み入れたくなりました。

活動をしていると、マジかよっ!的な局面に、ブチ当たる事は多いものですが
色々なケースはあれど、相談者に限らず、対人間のマイナス意識が一番のストレス
なのは間違いなく、そんな時は気にせず極力スルーして欲しいと思います。
そんなことで、貴重な活動の時間や自身のメンタルを損なうなんて、勿体ないし
バカバカしいと思いませんか?ボランティアは便利屋になってはいけないし、
何でも出来るスーパー正義の味方でもないのです。
依頼と依存は別物です。かまってちゃんは、放っておくのが得策ですよ!

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