置き去りにされた猫達

ボランティア活動

おはようございます!猫大好きnoramieです!
今日は、マンションの立ち退きで置き去りにされた
猫達のお話をしようと思います。

プロローグ

先日、ボランティアさんから一匹の猫ちゃんの訃報がありました。
享年7歳ー短いと思われるかもしれませんが、
実は、ある事件の対応中に保護され、最初から、とても虚弱で
あった為、里子に出すことも叶わないまま、
ボランティアさん宅の猫として暮らしていた子です。

置き去りにされた猫達1

とても穏やな性格で、他の保護猫にも優しく接してくれたと
落ち込んでいたので、確か保護された当時の写真があったかしら?
と、探して数枚送りました。上の写真が、その中の1枚です。

その時、写真のホルダーを見返していたら、その事件の事が
色々と思い出されたので、当時のブログでは伏せていた真実と
ボランティア活動に対する考え方が変わった理由について
少し語らせてください。

人の都合に振り回される猫達

それは、2013年の秋の事でした。
とある大きなマンションが、土地の買収で取り壊されることになり
沢山の猫達が取り残されているという情報が入ってきました。
最初は、地元のボランティアさん達が、そのマンションの持ち主
大家さんに話に行って許可を取り、数日かけて一斉TNRを実施
してくれた所から始まります。その数30匹近く…(゜o゜)

その前後にも、ボランティア・行政担当・各党議員での話し合いは
持たれていたそうですが、具体的にどうしたら良いかの答えは
見出せないまま、住民の引っ越しや解体は進んでいきました。

何とか里親探しを出来ないだろうかと、他のボランティアさんが
悩んでいました。最初は、猫カフェの進化系である保護猫カフェ
預けることを考え、相談されたそうなのですが、匹数が多いし
預ける為には、一度遠くの施設に連れて行き、カフェデビューを
待たなければならないと言うシステムがありました。

そこで、急きょ「青空譲渡会」を開催する事になりました。
人慣れしている子達も多かったので、出来る限りのケージを
持ち込み、工事がお休みの日曜日に現地に集まりました。
屋外で譲渡会なんて!?非常識と思われるかも知れません。
実際、ボランティア内でも賛否両論で、近隣からは好奇の目で
見られたり怒鳴られたり、大家さんも来たので説明しましたが
全く耳を貸してもらえなかったり…(;´Д`)
でも、揉めている時間なんて無かったのです。

置き去りにされた猫達2

ポスターやネットで告知をしましたが、本当に誰か来てくれるのだろうか?
そういう不安感は正直ありました。けれど、気にかけていてくれた
近隣住民や、遠くから見に来てくれた方々も沢山いて、予想外に
決まって行きました。当然、誰彼構わず譲渡した訳ではありません。
キチンと話し合い、アフターケアも約束しました。
病院経由でのお届けもあったので、車を持っていて運転できる
ボランティアさん達が手分けをして、終日走り回りました。

仮の宿確保とチームワーク

思いの外、決まったとはいえ、一斉捕獲の後だったので
おいそれとは捕まらない子達も当然いるわけです。
その間にも工事は進み、季節は冬、年の瀬が近づいていました。
産まれてから、その場所しか知らない猫達は、困ったことに
そこから離れようとはしませんでした。

そんな時、ボランティアさんが最初に相談した猫カフェの方が
現場近くのアパートの大家さんを紹介してくれました。
近々アパート経営を止めて引っ越す予定なので、期間限定で
一室を猫達の保護の為に無償で貸してくれると言うのです!

これで、残りの猫達を保護しながら、安全な仮の宿に留置できます。
譲渡会のスタッフたちも協力してくれて、皆でローテーションで
猫達のお世話をすることが出来ました。飼育用具も持ち寄ったり
カンパから餌代や必要な物を買い足し、猫達の状況を共有するべく
連絡帳まで置いて、寒い年越しを無事に乗り切ることが出来たのです。

置き去りにされた猫達 3

普段、基本的に一人か数人で活動する事の多かった私は
この時ほど、仲間に恵まれていて良かったと感じた事はありませんでした。
事が大きければ大きい程、とてもとても一人では解決できないし
同士や他者に助けや協力を求めてる事は、決して恥ずかしい事ではないし
それによって、自然とチームが形成されて、良き方へと向かうもの
なのだなぁと実感しました。

同様に、猫達も元々同じ場所で暮らしていた仲間だったので
仮の宿に移動したばかりの時は、少し動揺したものの
しばらくすると皆でくつろぎ、落ち着いていきました。

置き去り犯と曖昧な報道

こういう事件が、ネットで流出すると、必ず当事者に対して
一定の罵倒や批判が付きまとうが、真相はどうなんだろうか?

立ち退きが決まった時に、当然、大家さんは多頭飼いをしていた
住民を知っていて、以前から注意していたと聞いていました。
見守りや保護を続ける中で、深夜にボランティアさんが当人と
偶然知り合えたのは、幸運な事だったと言えます。
何故なら、詳しい事情を聞くことが出来たからです。

当時、外に来る猫達を可哀想に思って、過剰に部屋に入れていたのは
事実だったが、こうした野良猫が増えた原因は、マンションの管理人
あったのです。管理人は外国の方で、敷地内で何の悪気も無く餌を与え
繁殖した猫達がマンション内に居付くことになった様でした。

当人は、立ち退き料を貰って、連れていける限りの猫達と
他に移り住んではいたが、残してきてしまった猫達が気掛かりで
毎晩、給仕や連れて帰ることを算段し通っていたのです。
けれど、確かに不妊手術が追いついていなかったのも事実
お宅内には、まだ未手術の猫達も居ました。
なので、その状況の確認の為、新しいお宅へ訪問し、
私も一緒にお話を聞いたわけです。
その時、産まれていたのが、最初の写真の仔猫でした。
家内には、既に10匹近くの猫が居たので、
残りの猫の手術の確約をつけて、病院への送迎を手伝い
その間に、成長を待って仔猫も引き受けたのだそうです。

その後、仮宿から病院へ数匹が移動し、譲渡会に参加し
春前には、めでたく全員のお家を見つけてあげることが出来ました。
本当に大変でしたが、何とかなって良かったとホッとしました。

置き去りにされた猫達4

ところが、その数ヶ月後にすぐ近くで、大きな虐待事件が起こり
犯人が捕まったことで、メディアでも注目が集まりました。
事件現場は、やはり数年前に一斉TNRは済んでいる地域でしたが
かなりの匹数が生息していて目立つ場所ではあった様です。
立ち退きマンションの現場と時期が近かったせいで、
報道は完全に混同していました。

テレビ番組からの電話取材もありましたが、一体何が聞きたいの?
みたいな感じで、たまたま仕事の休憩時間に、捕獲の為の道具を
DIYするべく買い物に来ていた私はイライラし、面倒なので
主になって動いていたボランティアさんにお願いしました。
案の定、番組の内容も散漫で、何も伝わってこないし
全く心に刺さらない内容でした。

そして、そうしたニュースを鵜吞みにしたツイートを
たまたま見つけてしまい、普段は滅多にコメントしないのですが
さすがに事実無根の内容に、それは違いますと訂正を求めました。

本当に報道っていい加減だなぁ~とガッカリすると共に
犯人を探してバッシングしても、現状は何にも変わらないじゃないか。
真実は、現場に行かなければ判らないし、正論だけでは解決しない
場合も多々あるのだと考えさせられる出来事でした。

長くなってしまいましたが、最後までお付き合い下さり
ありがとうございました。

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